アメリカ旅行のeSIMは、7日間で何GB必要なのか、無制限は本当に要るのかが分からないまま、10社近い選択肢を前に止まりがちです。
結論から言うと、データ量を気にせず使いたいなら、7日間の無制限が2,022円のKlookが9社で最も安く選べます。1日15GBまで高速通信という条件も9社で最も緩く、価格と条件の両方で他社を上回ります。5GB以下で足りるなら7日5GBが1,080円のGlocal eSIM、設定に不安があるなら24時間日本語チャットのtrifaが有力です。
ただしアメリカでは、同じ「アメリカ対応」のeSIMでも接続する回線が3社に分かれ、行き先によって繋がりやすさが変わります。ハワイは使えてもグアム・サイパンは使えないという落とし穴もあり、確認方法は回線と対応エリアで解説します。
| サービス名 | 7日間の料金 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| \無制限が最安/ Klook | 2,022円(無制限) | 全日数で最安。1日15GBまで高速で条件も最良 |
| \電話番号が使える/ World eSIM | 4,430円(無制限) | 米国番号付きプランあり。3回線対応で郊外に強い |
| \中容量が安い/ Glocal eSIM | 1,080円(5GB) | 5GB・10GB帯が9社で最安 |
| \初めてでも安心/ trifa | 1,960円(3GB) | 24時間365日の日本語有人チャット |
| \上限なしの無制限/ Holafly | 4,190円(無制限) | 1〜90日を1日単位で選べる |
| \少量が最安/ TRAVeSIM | 500円(1GB) | 1GBが9社最安。北米・世界周遊にも対応 |
| \テザリング無制限/ Airalo | 4,150円(無制限) | テザリング量・接続台数に制限がない |
| \空港で相談できる/ eSIM square | 2,180円(10GB) | 国内6空港のカウンターで対面サポート |
| \長期滞在向け/ Ubigi | 2,000円(10GB) | 月額プランがあり1か月以上でも使い続けられる |
目次
【結論】アメリカのeSIMおすすめ9選
アメリカのeSIMで迷った場合の代表解は、7日間の無制限が2,022円、30日間の無制限が7,989円のKlookです。9社の無制限プランを全日数で比較して最も安く、7日間では2番目に安いGlocal eSIMより1,458円、30日間では2,891円下回ります。
加えてKlookは、無制限プランの高速通信枠が1日15GBと公式に明示されています。Airaloなど他社の無制限が1日数GB程度で速度制限にかかる設計であるのに対し、価格と条件の両方で優位に立つ構成です。
ただし使うデータ量が少ない人には無制限そのものが不要です。7日間で5GBあれば足りる人なら、1,080円のGlocal eSIMが最も安く済みます。以下、9社の位置づけを1社ずつ整理します。
Klook|料金を最優先する人向け
Klookは、旅行アクティビティ予約サービスが提供するeSIMです。アメリカの無制限プランは3日1,010円から30日7,989円までで、比較した9社すべての日数で最安になりました。無制限プランの高速通信枠が1日15GBと公式に明示されており、対象エリアはハワイを含む米国全土(グアム・サイパンを除く)です。
World eSIM|米国の電話番号が必要な人向け
World eSIMは、海外WiFiレンタル「グローバルWiFi」を運営する株式会社ビジョン(東証プライム上場)のeSIMサービスです。アメリカ向けに電話番号付きプラン(データ無制限)を7日・15日・60日・180日・365日で用意しており、9社のなかで米国番号を取得できる数少ない選択肢です。接続回線もT-Mobile・Verizon・AT&Tの3ネットワークに対応します。
Glocal eSIM|5〜10GBで足りる人向け
Glocal eSIMは、株式会社グローカルネットが運営するeSIMサービスです。総容量型の5GBが7日1,080円、10GBが7日1,680円と、この容量帯では9社で最も安く設定されています。無制限プランも7日3,480円で、Klookに次ぐ2番目の安さです。
trifa|設定に不安がある人向け
trifaは、株式会社トリファが運営する日本発のeSIMアプリで、24時間365日の日本語有人チャットに対応しています。アメリカは7日3GBが1,960円、7日無制限が5,990円と料金は9社で高い部類ですが、アプリから購入・設定・残量確認・追加チャージまで完結し、PayPayやコンビニ決済にも対応します。
Holafly|日数が中途半端な旅程の人向け
Holaflyは、スペイン発のeSIMブランドで、アメリカでは無制限プランのみを提供しています。1日から最長90日まで1日単位で日数を指定できるため、6日間や12日間といった刻みの合わない旅程でも無駄が出ません。接続回線はAT&TとT-Mobileです。
TRAVeSIM|データをほとんど使わない人・周遊する人向け
TRAVeSIMは、1GBが7日500円と9社で最も安い少量プランを持つeSIMサービスです。アメリカ単国のほかに北米周遊・世界周遊プランも扱っており、カナダやメキシコへ移動する旅程でも1枚で対応できます。サポートは電話が24時間365日対応です。
Airalo|PCをつないで作業する人向け
Airaloは、200以上の国と地域に対応する世界最大級のeSIMストアです。無制限プランについて、テザリングの通信量にも接続する台数にも制限を設けないと公式に明記しており、この点を明示しているのは9社でAiraloのみです。接続回線はT-MobileとVerizonです。
eSIM square|対面で相談したい人向け
eSIM squareは、海外通信を30年以上手がける株式会社テレコムスクエアが運営するeSIMサービスです。新千歳・成田・羽田・中部・関西・福岡の6空港にカウンターがあり、出発前に対面で設定を相談できます。10日以内の無制限は9社で2番目に安い水準ですが、30日無制限は21,760円と割高になります。
Ubigi|1か月以上滞在する人向け
Ubigiは、NTTコミュニケーションズ傘下のTransatel社が運営するeSIMブランドです。買い切りプランに加えて月額プランを提供しており、滞在期間が読みにくい長期滞在でも同じeSIMを使い続けられます。接続回線はT-MobileとVerizonです。
アメリカでeSIMを使う前の端末チェック3ステップ
eSIMは、対応端末でなければ購入しても使えません。しかもデジタル商品のため、購入後のキャンセルは原則できません。出発前に、eSIM対応・SIMロック解除・対応バンドの3点を確認しておきます。所要時間は5分程度です。
- STEP
eSIM対応か確認する
電話アプリで
*#06#と入力し、「EID」が表示されればeSIM対応です。表示されない機種はeSIM自体が使えません。目安はiPhone XS/XS Max/XR以降、Google Pixel 4/4a以降、Galaxy S23シリーズ以降です。中国本土・香港・マカオで購入したiPhoneは対応していない例外があります。 - STEP
SIMロックが解除されているか確認する
キャリアで購入した端末はSIMロックがかかっている場合があります。iPhoneは「設定→一般→情報」、Androidは「設定→デバイス情報→SIMカードステータス」から状態を確認できます。2021年10月以降に発売された端末は原則としてロックがかかっていません。それ以前の端末は、契約キャリアのマイページから無料で解除できます。
- STEP
対応バンドを確認する
アメリカの3大キャリアが使う主要な4G周波数帯は、Band 2・4・5・12・13・66・71です。日本のキャリアが使う帯域とは構成が異なるため、日本国内向けのAndroid端末では対応するバンドが限られる場合があります。心配な場合は、各eSIMサービスが公開している対応端末一覧で自分の機種を確認してください。iPhoneは幅広いバンドに対応しているため、この点で問題になることはほとんどありません。
端末が対応していない場合の選択肢
eSIM非対応の端末やSIMロックが解除できない端末では、eSIMは利用できません。この場合はモバイルWiFiルーターのレンタルに切り替えます。WiFiルーターは端末側のeSIM対応やバンドを問わないため、この制限の影響を受けません。
- eSIM対応かつSIMロック解除済みの端末を別途用意する(家族の端末を借りる等)
- 海外用モバイルWiFiルーターをレンタルする(手持ちのスマホをそのまま使える)
失敗しないアメリカeSIMの選び方|4つのポイント
アメリカのeSIM選びは、端末の対応状況を確認したうえで、データ量・行き先・電話番号・サポート体制の4点を順に絞り込むと迷いません。料金だけで選ぶと、郊外で圏外になったり、無制限にしたのに速度制限がかかったり、現地でSMS認証が通らないといった失敗が起きます。
ポイント1:1日に使うデータ量から必要な容量を決める
必要な容量は、1日あたりの使い方で決まります。地図と検索が中心なら1日0.5〜1GB、SNSに写真を投稿するなら1日1〜2GB、動画を見るなら1日2GB以上が目安です。
| 用途 | 1GBでできる目安 | 1日あたりの目安 |
|---|---|---|
| Googleマップ | 約20時間 | 0.1〜0.3GB |
| LINE・メッセージ | テキスト約50万通 | 0.05GB未満 |
| Web検索・閲覧 | 約3,000ページ | 0.2〜0.5GB |
| Instagram・X閲覧 | 約1.5時間 | 0.5〜1GB |
| 配車アプリ(Uber等) | 約30回の利用 | 0.1GB前後 |
| YouTube(標準画質) | 約1〜2時間 | 1〜3GB |
ホテルのWiFiを併用する前提なら、7日間の旅行で3〜7GBに収まる人が大半です。7日5GBならGlocal eSIMの1,080円、7日10GBならGlocal eSIMの1,680円が該当します。動画を見る予定があるなら、7日無制限2,022円のKlookのほうが安く済むケースもあります。
ポイント2:行き先に合わせて接続回線を選ぶ
アメリカの3大キャリアは、カバー範囲の傾向が異なります。ニューヨークやロサンゼルスの市街地であれば9社とも実用上の差は小さい一方、国立公園や長距離ドライブでは回線による差が出やすくなります。
| 行き先 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| ニューヨーク・ロサンゼルス等の都市部 | 料金で選んでよい | 3キャリアとも都市部は十分な品質 |
| 国立公園・ロードトリップ | Klook/World eSIM | 郊外に強いVerizonに接続する |
| 複数都市を移動する | World eSIM | 3ネットワーク対応で電波状況に応じて掴み分けられる |
| ハワイも訪れる | 対応を明記している社を選ぶ | サービスによって扱いが分かれている |
| グアム・サイパンも訪れる | 別途専用プランが必要 | 現地キャリアが本土と別系統のため対象外が大半 |
各社がどの回線に接続するかと、ハワイ・グアム・アラスカの対応可否は回線と行き先別の選び方で詳しく整理しています。
ポイント3:現地の電話番号が必要かどうかを判断する
アメリカ向けeSIMの大半はデータ通信専用で、米国の電話番号は付きません。ただし短期の旅行であれば、日本のSIMを残したまま使うデュアルSIM運用でSMS認証を受け取れるため、実際に困る場面は限られます。
| 状況 | 米国番号 | 対応 |
|---|---|---|
| Uber・Lyftを使いたい | 不要 | 日本の番号で出発前にアカウント登録を済ませる |
| レストランやホテルを予約する | 不要 | アプリやWebから予約すれば通話は発生しない |
| 現地の店舗・施設から折り返しがある | あると安心 | World eSIM・eSIM square・Airaloの通話対応プランを検討 |
| 留学・駐在で現地サービスに登録する | 必要 | 米国番号付きプラン、または現地キャリアと契約 |
ポイント4:サポート時間と対応手段を確認する
サポート体制は、初めてeSIMを使う人ほど優先度が上がります。日本とアメリカ本土の時差は13〜17時間あり、現地の日中に日本のサポート窓口が閉まっているケースがあるためです。
| サービス | 対応時間 | 手段 |
|---|---|---|
| World eSIM | 24時間365日 | フリーダイヤル0120-326-024、LINE、WEBフォーム、国内20空港カウンター |
| trifa | 24時間365日 | アプリ内の日本語有人チャット |
| TRAVeSIM | 24時間365日(電話) | 電話、LINE、メール |
| Klook | 24時間年中無休 | チャット、ヘルプセンター |
| eSIM square | 24時間(チャット) | チャット、国内6空港カウンター |
| Holafly | 24時間365日 | チャット、メール |
| Airalo | 24時間年中無休 | チャット、WhatsApp(多言語) |
| Glocal eSIM | 平日9:00〜17:00 | 電話、メール(土日祝を除く) |
| Ubigi | 平日9:00〜17:00 | 日本語メールサポート |
アメリカ西海岸と日本の時差は16〜17時間で、現地の朝は日本の深夜にあたります。到着直後に設定でつまずいた場合を想定するなら、24時間対応かつ日本語の窓口があるサービスを選んでおくと確実です。Glocal eSIMとUbigiは平日日中のみのため、この点は割り切って選ぶ必要があります。
アメリカのeSIM9社を比較
9社の料金・回線・制限条件を1枚で比較します。無制限プランの速度制限条件を公式サイトに明記しているのはKlook・Holafly・Airalo・Ubigiの4社で、残る5社は記載がありません。
| サービス | 7日無制限 | 30日無制限 | 接続回線 | 無制限の条件 | テザリング | 電話番号 | ハワイ | 即日利用 | サポート |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Klook | ◎ 2,022円 | ◎ 7,989円 | Verizon/AT&T | ◎ 1日15GB超で1Mbps | ○ 可 | なし | ◎ 対応 | ◎ | ○ 24時間 |
| World eSIM | △ 4,430円 | △ 11,980円 | ◎ T-Mobile/Verizon/AT&T | △ 制限の可能性のみ記載 | △ 一部制限の可能性 | ◎ あり | − | ◎ | ◎ 24時間365日・電話可 |
| Glocal eSIM | ○ 3,480円 | ○ 10,880円 | × 記載なし | − 記載なし | − 記載なし | なし | ◎ 対応 | ◎ | × 平日9〜17時 |
| trifa | × 5,990円 | × 16,000円 | AT&T/T-Mobile | − 記載なし | ○ 可 | なし | − | ◎ | ◎ 24時間365日・日本語有人 |
| Holafly | △ 4,190円 | △ 11,190円 | AT&T/T-Mobile | ◎ 月90GB超で256〜1024kbps | × 1日1GBまで | なし | △ 専用eSIM推奨 | ◎ | ○ 24時間365日 |
| TRAVeSIM | ○ 3,750円 | ○ 10,200円 | T-Mobile/Verizon | − 記載なし | ○ 可 | なし | ◎ 対応 | ◎ | ◎ 電話24時間365日 |
| Airalo | △ 4,150円 | △ 11,300円 | T-Mobile/Verizon | △ 1日3GB超で1Mbps | ◎ 制限なしと明記 | ◎ あり | − | ◎ | ○ 24時間・多言語 |
| eSIM square | △ 3,780円 | × 21,760円 | T-Mobile | − 記載なし | ○ 可 | ◎ あり | ◎ 対応 | × 開通予約が必要 | ◎ 24時間・空港6か所 |
| Ubigi | △ 4,100円 | ○ 10,500円 | T-Mobile/Verizon | ◎ 7日15GB/30日60GB超で低速化 | − 記載なし | なし | ◎ 対応(アラスカ不可) | ◎ | × 平日9〜17時 |
無制限プランの日数別比較
無制限プランは全日数でKlookが最も安く、しかも差が小さくありません。最も需要の多い7日間で、2番目に安いGlocal eSIMより1,458円下回ります。
| 日数 | Klook | eSIM square | TRAVeSIM | Airalo | Holafly | Glocal | Ubigi | World eSIM | trifa |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3日 | ◎ 1,010円 | ○ 1,690円 | ○ 1,720円 | ○ 1,950円 | ○ 1,990円 | △ 2,480円 | − 提供なし | △ 2,480円 | × 2,970円 |
| 5日 | ◎ 1,472円 | ○ 2,640円 | ○ 2,770円 | △ 3,100円 | △ 3,090円 | ○ 2,980円 | − 提供なし | × 3,380円 | − 提供なし |
| 7日 | ◎ 2,022円 | △ 3,780円 | ○ 3,750円 | △ 4,150円 | △ 4,190円 | ○ 3,480円 | △ 4,100円 | △ 4,430円 | × 5,990円 |
| 10日 | ◎ 2,773円 | ○ 4,730円 | △ 5,100円 | △ 5,650円 | △ 5,690円 | − 提供なし | − 提供なし | × 5,980円 | − 提供なし |
| 15日 | ◎ 4,076円 | ○ 6,530円 | ○ 6,900円 | △ 7,650円 | △ 7,690円 | △ 7,380円 | ○ 6,300円 | × 8,230円 | × 11,990円 |
| 30日 | ◎ 7,989円 | × 21,760円 | ○ 10,200円 | △ 11,300円 | △ 11,190円 | ○ 10,880円 | ○ 10,500円 | △ 11,980円 | × 16,000円 |
注意したいのがeSIM squareの30日間です。15日6,530円から30日21,760円へと3.3倍に跳ね上がります。他社が15日から30日で1.4〜1.6倍に収まるなかで例外的な値動きのため、1か月の滞在でeSIM squareを選ぶと他社の倍以上の料金になります。
1日あたりの単価で比較
eSIMは端末代も事務手数料も発生しないため、支払総額はプラン料金と同額です。日数の異なるプランを比べる場合は、プラン料金を日数で割った1日あたり単価が判断材料になります。
無制限プランの1日あたり単価は、日数が長いほど下がります。Klookは3日間で336円、30日間では266円と、約1.3倍の開きがあります。
| 日数 | Klook | eSIM square | TRAVeSIM | Airalo | Holafly | World eSIM |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3日間 | 336円 | 563円 | 573円 | 650円 | 663円 | 826円 |
| 5日間 | 294円 | 528円 | 554円 | 620円 | 618円 | 676円 |
| 7日間 | 288円 | 540円 | 535円 | 592円 | 598円 | 632円 |
| 10日間 | 277円 | 473円 | 510円 | 565円 | 569円 | 598円 |
| 15日間 | 271円 | 435円 | 460円 | 510円 | 512円 | 548円 |
| 30日間 | 266円 | 725円 | 340円 | 376円 | 373円 | 399円 |
この表で分かるのが、eSIM squareだけ30日間で単価が上がることです。15日の435円に対して30日は725円と、日数を延ばすほど割高になる逆転が起きています。他の5社はいずれも30日間が最も安い単価になるため、長期滞在ほど単価が下がるという一般則が、eSIM squareには当てはまりません。
容量固定プランの比較
容量固定プランは、1GBの少量帯をTRAVeSIMが、5GB・10GBの中容量帯をGlocal eSIMが押さえる形になります。無制限が不要な人は、この2社から選ぶと料金を抑えられます。
| 容量 | 最安 | 2番目 | 3番目 |
|---|---|---|---|
| 1GB | TRAVeSIM 7日 500円 | eSIM square 3日 590円 | Airalo 3日 700円 |
| 3GB | World eSIM 7日 1,300円 | Airalo 7日 1,450円 | eSIM square 7日 1,470円 |
| 5GB | Glocal 7日 1,080円 | eSIM square 5日 1,760円 | World eSIM 7日 1,800円 |
| 10GB | Glocal 7日 1,680円 | Ubigi 7日 2,000円 | eSIM square 7日 2,180円 |
| 20GB | World eSIM 7日 4,850円 | trifa 31日 5,020円 | Airalo 15日 6,000円 |
Glocal eSIMの5GBは7日1,080円で、Klookの無制限7日2,022円のおよそ半額です。動画を見ない旅程であれば、無制限を選ばないほうが安く済みます。
アメリカのeSIM9社を詳しく解説
9社は、それぞれ異なる条件で最適解になります。順位は付けず、各社の最適な用途と、その裏側にある制約を1社ずつ整理します。料金・プラン内容はいずれも2026年8月6日時点の公式サイト記載内容です。
SkyeSiMは、当メディアを運営する株式会社FREEDiVEが提供する海外eSIMです。アメリカは1日あたりの容量を選ぶデイパス制と無制限があり、必要な日数だけを1日単位で購入できます。以降の9社比較・評価とは独立した掲載枠です。
| プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 10日間 | 15日間 | 30日間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1GB/日 | 810円 | 1,140円 | 1,520円 | 2,050円 | 2,860円 | 5,340円 |
| 無制限 | 1,656円 | 2,714円 | 3,839円 | 4,945円 | 7,388円 | 14,773円 |
- 1日単位で日数を選べる。乗り継ぎや2泊3日など短い旅程でも容量が余りにくい
- 「eSIMあんしんオプション」を付けると、ガイド通りに操作しても接続できなかった場合に全額返金される
- 未使用時の有効期限が90日間あり、出発の1〜2か月前に購入しても失効しない
- クレジットカードのほかQRコード決済にも対応している
アメリカは4G回線での提供のため5G通信には対応していません。データ通信専用で電話番号の発番・SMS送信にも対応していないほか、SIMロックがかかった端末では利用できません。
Klook
- 無制限プランが3日1,010円から30日7,989円まで、比較した9社の全日数で最安
- 無制限の高速通信枠が1日15GBと公式に明記されており、条件を公表する4社のなかで最も緩い
- 郊外に強いVerizonとAT&Tの2回線に対応。国立公園やロードトリップでも掴みやすい
- データ未使用なら予約確定日から180日以内は無料キャンセルが可能
Klookは、旅行アクティビティや交通手段の予約で知られるサービスが提供するeSIMです。アメリカ向けの商品名は「5G eSIM 米国 | Verizon」で、Verizon 5GとAT&T 5Gの2ネットワークに接続します。対象エリアはハワイを含む米国全土で、グアムとサイパンは除かれます。
7日間の無制限で比較すると、Klookは2,022円、2番目に安いGlocal eSIMは3,480円で、差額は1,458円です。30日間では2,891円の差がつきます。さらに無制限の高速枠が1日15GBと、Airaloの1日3GBの5倍に設定されているため、料金と条件の両方で優位に立ちます。迷った場合の第一候補になるサービスです。
| プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 10日間 | 15日間 | 30日間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1GB/日 | 257円 | 421円 | 577円 | 923円 | 1,164円 | 2,312円 |
| 3GB/日 | 811円 | 1,325円 | 1,818円 | 2,496円 | 3,668円 | 7,190円 |
| 無制限 | 1,010円 | 1,472円 | 2,022円 | 2,773円 | 4,076円 | 7,989円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続回線 | Verizon 5G/AT&T 5G |
| 通信規格 | 5G/4G LTE |
| 対象エリア | 米国全土(ハワイを含む/グアム・サイパンを除く) |
| 対応日数 | 1〜30日 |
| 無制限の速度制限条件 | 1日15GB超で1Mbps |
| 電話番号 | なし(データ通信専用) |
| テザリング | 可 |
| 利用開始 | 現地に到着してネットワークに接続した時点 |
| キャンセル | データ未使用なら予約確定日から180日以内は全額返金 |
| サポート | 24時間年中無休(チャット、ヘルプセンター) |
| 実績 | クチコミ評価4.5(4,000件超)、予約20万件超 |
- 料金を最優先し、無制限を最も安く使いたい人
- 動画を多く見る予定があり、速度制限を避けたい人
- 国立公園やロードトリップなど、都市部以外に出る予定がある人
- 旅程が変わる可能性があり、キャンセルできる余地を残したい人
- 米国の電話番号が必要な人(World eSIM・eSIM square・Airaloに通話対応プランがある)
- グアムやサイパンにも渡航する人(対象外と明記されている)
- 設定でつまずいたときに日本語の有人チャットで相談したい人(trifaが24時間対応)
World eSIM
- 米国の電話番号が付くプラン(データ無制限)を7日・15日・60日・180日・365日で提供
- T-Mobile・Verizon・AT&Tの3ネットワークに対応。9社で唯一、3回線すべてを掴み分けられる
- 日本国内からのフリーダイヤル0120-326-024が24時間365日つながる。電話で相談できる数少ないサービス
- 運営元は東証プライム上場の株式会社ビジョン。ニューヨークに現地法人がある
World eSIMは、海外WiFiレンタル「グローバルWiFi」を運営する株式会社ビジョン(東証プライム上場・証券コード9416)のeSIMサービスです。無制限は1日から60日まで1日刻みで選べ、容量制は1GBから50GBまで用意されています。
7日間の無制限は4,430円で、Klookの2,022円より2,408円高くなります。それでも選ぶ理由になるのが、電話番号付きプランと3回線対応です。米国の電話番号が必要な場面がある人にとっては、料金差を上回る価値があります。複数都市を移動する旅程でも、電波状況に応じて回線を掴み分けられます。
| プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 10日間 | 15日間 | 30日間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1GB | 690円 | 710円 | 730円 | − | − | − |
| 3GB | 1,260円 | 1,280円 | 1,300円 | − | − | − |
| 5GB | 1,760円 | 1,780円 | 1,800円 | 1,830円 | 1,880円 | 2,030円 |
| 10GB | − | 3,210円 | 3,250円 | 3,310円 | 3,410円 | 3,710円 |
| 20GB | − | 4,810円 | 4,850円 | 4,910円 | 5,010円 | 5,310円 |
| 無制限 | 2,480円 | 3,380円 | 4,430円 | 5,980円 | 8,230円 | 11,980円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ビジョン(東証プライム上場・証券コード9416) |
| 接続回線 | T-Mobile/Verizon/AT&T |
| プラン構成 | 無制限1〜60日、容量制1GB〜50GB、電話番号付き5種 |
| 電話番号 | あり(電話番号付きプラン/データ無制限・7日〜365日) |
| 無制限の速度制限条件 | 公式に「制限がかかる場合がある」との記載のみ(具体値の記載なし) |
| テザリング | 可(一部の無制限プランは制限される場合があると公式に記載) |
| 対応端末 | iPhone XS/XS Max/XR以降、Pixel 4/4a以降、Galaxy S23シリーズ以降ほか |
| 利用開始 | eSIMが対応ネットワークに接続された時点 |
| サポート | 24時間365日(フリーダイヤル0120-326-024/LINE/WEBフォーム)、国内20空港カウンター |
| 米国拠点 | VISION USA CORP.(ニューヨーク) |
| 関連サービス | グローバルWiFi(海外WiFiレンタル) |
- 米国の電話番号で発着信やSMSを使いたい人
- 複数都市を移動し、電波状況に応じて回線を掴み分けたい人
- チャットではなく電話で相談したい人
- 上場企業が運営しているかどうかを重視する人
- 無制限を最も安く買いたい人(7日でKlookより2,408円高い)
- 無制限の速度制限条件を数値で確認したうえで契約したい人
- ハワイでの利用可否を公式で確認しておきたい人(記載が見当たらない)
Glocal eSIM
- 総容量5GBが7日1,080円、10GBが7日1,680円と、この容量帯で9社最安
- 無制限も7日3,480円でKlookに次ぐ2番目の安さ
- 商品名が「アメリカ・ハワイ」となっており、ハワイ対応が明示されている
Glocal eSIMは、株式会社グローカルネットが運営するeSIMサービスです。総容量型と1日あたり容量のデイパス型、無制限の3種類を扱っています。
7日5GBが1,080円で、Klookの無制限7日2,022円のおよそ半額です。動画を見ず、地図・検索・SNSが中心の使い方であれば、無制限を選ぶ必要はありません。1週間の旅行で5〜10GBに収まる見込みなら、9社で最も安く済みます。一方で接続回線を公式サイトに記載しておらず、9社で唯一この情報が確認できない点は、郊外に出る人にとって判断材料が不足します。
| プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 15日間 | 30日間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5GB | 880円 | 980円 | 1,080円 | 1,180円 | 1,380円 |
| 10GB | 1,480円 | 1,580円 | 1,680円 | 1,780円 | 1,980円 |
| 1GB/日 | 980円 | 1,480円 | 1,980円 | 2,480円 | 3,480円 |
| 無制限 | 2,480円 | 2,980円 | 3,480円 | 7,380円 | 10,880円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社グローカルネット |
| 接続回線 | 公式サイトに記載なし |
| 対象エリア | アメリカ・ハワイ(グアム・サイパンは別プラン) |
| プラン構成 | 総容量型、デイパス型、無制限 |
| 無制限の速度制限条件 | 公式サイトに記載なし |
| 電話番号 | なし(データ通信専用) |
| 利用期間 | 現地時間で申し込む |
| プロファイル発行 | 即時発行(メールで送付、1時間程度) |
| キャンセル | 申込後のキャンセル不可 |
| 決済方法 | Visa/Mastercard/JCB/AMEX/Diners |
| サポート | 平日9:00〜17:00(電話・メール/土日祝を除く) |
- 1週間で5〜10GBに収まる見込みで、料金を最優先したい人
- 動画を見ず、地図・検索・SNS中心の使い方をする人
- ハワイでの利用可否を明示しているサービスを選びたい人
- 接続回線を確認したうえで契約したい人(9社で唯一、公式に記載がない)
- 現地の夜間や週末にサポートへ相談する可能性がある人(平日9〜17時のみ)
- 10日間ちょうどのプランを探している人(取り扱いがない)
trifa(トリファ)
- 日本語の有人チャットが24時間365日動いており、現地の深夜でも設定を相談できる
- 回線の開通前であれば、理由を問わず全額返金される「あんしんキャンセル保証」を付けられる
- PayPayやコンビニ決済に対応。クレジットカードを使いたくない人でも購入できる
- アプリ内から1日〜3か月の海外旅行保険に加入できる(東京海上日動と提携)
trifaは、株式会社トリファが運営する日本発の海外eSIMアプリで、200カ国に対応しています。アプリ1つで購入・設定・残量確認・追加チャージ・サポートまで完結する設計です。アメリカの接続回線はAT&TとT-Mobileです。
7日間の無制限で比較するとtrifaは5,990円、Klookは2,022円で、差額は3,968円です。料金だけを見れば9社で最も高い部類に入ります。この差額で得られるのが、24時間365日の日本語有人サポートと、開通前なら理由を問わない全額返金です。eSIMの設定が初めてで、現地でつまずくリスクを避けたい人には合理的な選択になります。設定に慣れていて料金を優先するなら、他社のほうが安く済みます。
| 日数 | 少量 | 中容量 | 無制限 |
|---|---|---|---|
| 3日間 | 790円(1GB) | 1,760円(3GB) | 2,970円 |
| 7日間 | 1,960円(3GB) | 3,820円(10GB) | 5,990円 |
| 15日間 | 2,360円(3GB) | 3,900円(10GB) | 11,990円 |
| 31日間 | 3,000円(5GB) | 5,020円(20GB) | 16,000円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社トリファ |
| 接続回線 | AT&T/T-Mobile |
| 対応日数 | 1日単位(アプリから選択) |
| 無制限の速度制限条件 | 公式サイトに記載なし |
| 電話番号 | なし(データ通信専用) |
| テザリング | 可 |
| チャージ | 可(アプリから追加購入) |
| キャンセル保証 | あんしんキャンセル保証(回線開通前なら理由を問わず全額返金/保証料が別途必要) |
| 決済方法 | クレジットカード6ブランド、Apple Pay、Google Pay、PayPay、コンビニ決済 |
| サポート | 24時間365日の日本語有人チャット |
| 対応国数 | 200カ国 |
- eSIMを使うのが初めてで、設定でつまずいたときに日本語で相談したい人
- 旅行が中止になる可能性があり、返金の余地を残しておきたい人
- クレジットカードを使わずにPayPayやコンビニで支払いたい人
- 無制限を安く買いたい人(7日でKlookより3,968円高い)
- 1か月の滞在で無制限を使いたい人(31日16,000円は9社で最も高い部類)
- 無制限の速度制限条件を事前に確認したうえで契約したい人
Holafly
- 1日あたりのデータ上限がなく、月90GBを超えると予測された場合のみ一時的に速度が調整される
- 1〜90日を1日単位で選べるため、日数が中途半端な旅程でも無駄が出ない
- 端末が非対応だった場合や旅行が中止になった場合、購入後6か月以内なら全額返金
- 有効期限が切れた後も毎月1GBのバックアップ通信が使える「Always On」が全プランに付く
Holaflyは、スペイン発のeSIMブランドで、アメリカでは無制限プランのみを提供しています。接続回線はAT&TとT-Mobileで、4G/LTE/5Gに対応します。
Airaloの無制限が1日3GBで速度制限にかかるのに対し、Holaflyには1日単位の上限がありません。月90GBを超えると予測された場合に一時的に256〜1,024kbpsへ調整され、24時間以内に解除される仕組みです。1日に3GB以上使う日が続く旅程なら、Airaloより目的に合います。ただしテザリングで共有できるのは1日1GBまでのため、PCをつないで作業する用途には向きません。
もう1点、ハワイに渡航する人は注意が必要です。Holaflyは公式サイトで、アメリカ向けeSIMはハワイで接続が不安定になる場合があるとし、ハワイ専用eSIMの利用を推奨しています。9社のなかでこの案内をしているのはHolaflyのみです。
| 日数 | 料金 | 1日あたり |
|---|---|---|
| 3日間 | 1,990円 | 約663円 |
| 5日間 | 3,090円 | 618円 |
| 7日間 | 4,190円 | 約598円 |
| 10日間 | 5,690円 | 569円 |
| 15日間 | 7,690円 | 約512円 |
| 30日間 | 11,190円 | 373円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続回線 | AT&T/T-Mobile |
| 通信規格 | 4G/LTE/5G |
| プラン | 無制限のみ |
| 対応日数 | 1〜90日(1日単位) |
| 1日のデータ上限 | なし |
| 速度制限条件 | 月90GB超が予測された場合、256〜1,024kbpsに一時調整(24時間以内に解除) |
| テザリング | 1日1GBまで共有可(7日プランは合計7GB) |
| ハワイ | 接続が不安定になる場合あり。ハワイ専用eSIMを推奨 |
| 対象外エリア | グアム、バハ・カリフォルニア |
| 電話番号 | なし(データ通信専用) |
| 返金対応 | 購入後6か月以内(旅行中止・端末非対応は全額、接続障害は使用履歴に応じ全額または一部) |
| サポート | 24時間365日(チャット・メール) |
- 1日に3GB以上使う日が続く見込みで、日単位の上限を避けたい人
- 6日間や12日間など、他社の刻みに合わない旅程で購入したい人
- 端末が対応しているか不安で、使えなかったときの返金を確保したい人
- ハワイにも渡航する人(公式が専用eSIMを推奨している)
- PCやタブレットをつないで作業する人(テザリングは1日1GBまで)
- 国立公園や砂漠地帯に行く人(公式に通信が不安定になる場合があると記載)
TRAVeSIM(トラベシム)
- 1GBが7日500円と、9社の少量プランで最も安い
- 電話サポートが24時間365日つながる。9社でこの体制を持つのは2社のみ
- アメリカ単国のほかに北米周遊・世界周遊プランがあり、カナダやメキシコへ移動しても1枚で使える
- 旅行先の表記が「アメリカ合衆国(ハワイ含む)」となっており、ハワイ対応が明示されている
TRAVeSIMは、日系企業のベリーモバイルが提供するeSIMサービスです。アメリカの接続回線はT-MobileとVerizonで、無制限プランと総容量プランの両方を扱っています。
1GBが7日500円と、地図と連絡だけで足りる人にとって最も無駄のない価格設定です。無制限も7日3,750円とKlookに次ぐ水準で、少量と無制限の両極で価格競争力があります。北米周遊プランを扱っているため、アメリカからカナダやメキシコへ移動する旅程でもeSIMを買い直す必要がありません。
| プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 10日間 | 15日間 | 30日間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 容量制 | − | − | 500円(1GB) | − | 1,050円(2GB) | 1,350円(3GB) |
| 無制限 | 1,720円 | 2,770円 | 3,750円 | 5,100円 | 6,900円 | 10,200円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続回線 | T-Mobile/Verizon |
| 対象エリア | アメリカ合衆国(ハワイ含む)/グアムは別プラン |
| プラン構成 | 無制限、総容量1GB〜20GB、北米周遊、世界周遊 |
| 無制限の速度制限条件 | 公式サイトに記載なし |
| 電話番号 | なし(データ通信専用) |
| テザリング | 可 |
| サポート | 日本語24時間365日(電話)/LINE・メール |
| 購入方法 | 公式サイト |
- 地図と連絡だけで足りるため、1GB程度の少量プランで済ませたい人
- カナダやメキシコにも立ち寄る予定がある人
- チャットではなく電話で相談したい人
- 無制限を最も安く買いたい人(7日でKlookより1,728円高い)
- 無制限の速度制限条件を事前に確認したうえで契約したい人
- 5〜10GBの中容量帯を探している人(30日プランのみの取り扱い)
Airalo(エラロ)
- テザリングの通信量にも接続台数にも制限を設けないと公式に明記。9社でこの記載があるのはAiraloのみ
- 無制限の速度制限条件を1日3GBと公式に明記し、リセットの起点まで公開している
- データ専用・通話とテキスト付き・無制限の3系統があり、用途に合わせて選べる
- 郊外に強いVerizonとT-Mobileの2回線に接続する
Airaloは、200以上の国と地域に対応する世界最大級のeSIMストアです。利用者は3,000万人を超え、アプリは53言語に対応しています。アメリカの接続回線はT-MobileとVerizonです。
Airaloの無制限は1日3GBを超えるとその日の残り時間は1Mbpsに制限されます。この上限は、条件を公表する4社のなかで最も厳しい設定です。一方でテザリングについては、通信量にも接続する台数にも制限を設けないと公式に明記しています。テザリングを1日1GBに制限しているHolaflyとは対照的で、PCやタブレットをつないで作業する人にとっては明確な強みになります。
もう1点、公式が明らかにしているのが「1日」の数え方です。暦日ではなく、eSIMを有効化した時刻を起点とする24時間ごとにリセットされます。夕方に有効化すれば、高速枠の回復も毎日夕方になります。
| プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 10日間 | 15日間 | 30日間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1GB | 700円 | − | − | − | − | − |
| 3GB | 1,450円 | − | 1,500円 | − | − | − |
| 5GB | − | − | 2,100円 | − | 2,200円 | 2,250円 |
| 10GB | − | − | 3,600円 | − | 3,650円 | 3,750円 |
| 20GB | − | − | − | − | 6,000円 | 6,100円 |
| 無制限 | 1,950円 | 3,100円 | 4,150円 | 5,650円 | 7,650円 | 11,300円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続回線 | T-Mobile/Verizon |
| プラン構成 | データ専用、通話・テキスト付き、無制限 |
| 無制限の速度制限条件 | 1日3GB超で1Mbps(有効化時刻から24時間ごとにリセット) |
| テザリング | 可(通信量・接続台数に制限なしと公式に明記) |
| 電話番号 | あり(通話・テキスト付きプラン) |
| チャージ | 可(アプリから追加購入) |
| 通貨 | 米ドル建て(円表示は為替により変動) |
| 利用条件 | 個人利用のみ。再販や商用共有、SIMファーム等の自動化利用は不可 |
| サポート | 24時間年中無休・多言語(チャット、WhatsApp) |
| アプリ対応言語 | 53言語 |
| 実績 | 利用者3,000万人以上、アプリ評価iOS 4.7/Android 4.6 |
- PCやタブレットをつないで長時間作業する人(テザリングに制限がない)
- 通話やSMSも使えるプランを、データ専用と比べたうえで選びたい人
- アメリカ以外の国でも同じアプリでeSIMを買いたい人
- 1日に3GB以上使う日が続く人(1Mbpsに制限される。Klookは1日15GB)
- 無制限を安く買いたい人(7日でKlookより2,128円高い)
- 購入時点の円価格を確定させたい人(米ドル建てのため為替で変動する)
eSIM square
- 国内6空港のカウンターで、出発前に対面で設定を相談できる
- 無制限プランはすべて通話機能付き。7日・10日・31日の容量制プランにも通話が付く
- 10日以内の無制限は9社で2番目に安い水準
- 商品名が「アメリカ・ハワイ」となっており、ハワイ対応が明示されている
eSIM squareは、海外通信を30年以上手がける株式会社テレコムスクエアが運営するeSIMサービスです。アメリカの接続回線はT-Mobileで、200以上の国と地域に対応しています。
他社と大きく異なるのが購入の流れです。利用前に専用サイトでの開通予約が必要で、リクエストから開通まで最大12時間かかります。他の8社が即日利用できるなかで、eSIM squareだけは前日までの手続きが前提になります。明日出発という状況では選べません。
もう1点、30日間の無制限が21,760円と例外的に高額です。15日6,530円から3.3倍に跳ね上がる価格設定で、Klookの7,989円の2.7倍にあたります。1日あたり単価で見ても、15日の435円に対して30日は725円と、日数を延ばすほど割高になる逆転が起きています。1か月の滞在で無制限を使うなら、他社を選んだほうが安く済みます。
| プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 10日間 | 15日間 | 30日間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1GB | 590円 | − | − | − | − | − |
| 3GB | − | − | 1,470円 | − | − | − |
| 5GB | − | 1,760円 | − | 1,980円 | − | − |
| 10GB | − | − | 2,180円 | − | 3,370円 | 3,980円 |
| 無制限 | 1,690円 | 2,640円 | 3,780円 | 4,730円 | 6,530円 | 21,760円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社テレコムスクエア |
| 接続回線 | T-Mobile |
| 対象エリア | アメリカ・ハワイ |
| 電話番号 | あり(無制限プランは全て通話機能付き/7日・10日・31日プランも通話付き) |
| 無制限の速度制限条件 | 公式サイトに記載なし |
| 利用開始 | 専用サイトでの開通予約が必要(リクエストから最大12時間) |
| 端末条件 | SIMロック解除が必要。設定時にWiFiなどのインターネット環境が必要 |
| テザリング | 可 |
| チャージ | 可 |
| 料金改定 | 毎月1日に為替レートに応じて変更 |
| サポート | 24時間チャット、国内6空港カウンター(新千歳・成田・羽田・中部・関西・福岡) |
- 出発まで日数に余裕があり、空港カウンターで対面のサポートを受けたい人
- データ無制限に加えて通話機能も使いたい人
- 10日以内の滞在で、無制限を比較的安く使いたい人
- 出発直前で、当日中にeSIMを使いたい人(開通まで最大12時間かかる)
- 1か月の滞在で無制限を使いたい人(30日21,760円はKlookの2.7倍)
- 郊外や国立公園に行く予定がある人(T-Mobile単独で掴み分けができない)
Ubigi
- 買い切りに加えて月額プランがあり、滞在期間が読みにくい長期滞在でも使い続けられる
- 30日プランは60GBまで高速で、超過後も2Mbpsを維持する
- ハワイのカバー可否とアラスカの対象外を公式に明記している数少ないサービス
- 購入から6か月以内にインストールすればよく、早めに買っても失効しない
Ubigiは、NTTコミュニケーションズ傘下のTransatel社が運営するeSIMブランドです。200以上の目的地に対応し、アメリカの接続回線はT-MobileとVerizonです。5Gは追加料金なしで利用できます。
特徴は無制限プランの設計です。7日プランは15GBを超えると512kbpsに落ちる一方、30日プランは60GBまで高速で、超過後も2Mbpsを維持します。制限後の2Mbpsは、メッセージ・メール・地図・軽いブラウジングであれば実用に耐える速度です。1か月の滞在で10,500円という価格も、9社では安い部類に入ります。
アラスカが対象外であることを明記しているのは9社でUbigiのみです。逆に言えば、他社はアラスカについて公式に何も述べていないため、渡航予定があるなら購入前の確認が必要になります。
| 日数 | 容量制 | 無制限 |
|---|---|---|
| 7日間 | 1GB 700円/10GB 2,000円 | 4,100円 |
| 15日間 | 3GB 1,200円 | 6,300円 |
| 30日間 | 10GB 2,300円 | 10,500円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営 | Transatel(NTTコミュニケーションズグループ) |
| 接続回線 | T-Mobile/Verizon |
| 通信規格 | 5G(追加料金なし) |
| 無制限の速度制限条件 | 7日プランは15GB超で512kbps/30日プランは60GB超で2Mbps |
| ハワイ | カバーする |
| アラスカ | カバーしない |
| 電話番号 | なし(データ通信専用) |
| チャージ | 可(アプリから追加購入) |
| 有効期限 | 購入から6か月以内にインストール・アクティベート |
| 月額プラン | あり(Webサイトでは購入不可。アプリまたはubigi.meから) |
| サポート | 平日9:00〜17:00(日本語メールサポート) |
- 1か月以上滞在し、期間が確定していない人
- 速度制限後も一定の速度を確保したい人(30日プランは2Mbps)
- 出発の数か月前に購入を済ませておきたい人
- アラスカに渡航する人(公式に対象外と明記されている)
- 現地の夜間や週末にサポートへ相談する可能性がある人(平日9〜17時のみ)
- 1週間の旅行で無制限を安く使いたい人(7日でKlookより2,078円高い)
【日数別】アメリカのeSIMで一番安いのはどれ?
日数別に見ると、無制限は全日数でKlookが最安です。容量固定では、1GBの少量帯をTRAVeSIM、5GB・10GBの中容量帯をGlocal eSIMが押さえる形になります。
| 日数 | 無制限の最安 | 少量(1〜3GB)の最安 | 中容量(5〜10GB)の最安 |
|---|---|---|---|
| 3日間 | Klook 1,010円 | eSIM square 1GB 590円 | Glocal 5GB 880円 |
| 5日間 | Klook 1,472円 | TRAVeSIM 7日1GB 500円 | Glocal 5GB 980円 |
| 7日間 | Klook 2,022円 | TRAVeSIM 1GB 500円 | Glocal 5GB 1,080円 |
| 10日間 | Klook 2,773円 | TRAVeSIM 15日2GB 1,050円 | Glocal 15日5GB 1,180円 |
| 15日間 | Klook 4,076円 | TRAVeSIM 2GB 1,050円 | Glocal 5GB 1,180円 |
| 30日間 | Klook 7,989円 | TRAVeSIM 3GB 1,350円 | Glocal 5GB 1,380円 |
検索需要が最も多い7日間では、5GBで足りるかどうかが分岐点になります。5GBならGlocal eSIMの1,080円、地図と連絡だけならTRAVeSIMの1GB500円、容量を気にしたくないならKlookの無制限2,022円です。無制限とGlocal eSIMの5GBの差は942円で、この金額を動画を見る可能性に払うかどうかが判断の分かれ目になります。
「無制限」は本当に無制限?各社の実質条件を比較
アメリカ向けeSIMの「無制限」は、無条件で使い放題という意味ではありません。多くのサービスが公平利用ポリシー(FUP)を設け、一定量を超えると速度を落とす設計にしています。そしてその条件を公式サイトに明記しているのは、9社のうち4社だけです。
| サービス | 高速で使える量 | 超過後の速度 | テザリング上限 |
|---|---|---|---|
| Klook | ◎ 1日15GB | 1Mbps | − 記載なし |
| Holafly | ◎ 月90GB(超過が予測された場合) | 256〜1,024kbps(24時間以内に解除) | × 1日1GBまで |
| Ubigi(7日プラン) | ○ 7日間で15GB | 512kbps | − 記載なし |
| Ubigi(30日プラン) | ◎ 60GB | 2Mbps | − 記載なし |
| Airalo | △ 1日3GB(有効化時刻から24時間ごとにリセット) | 1Mbps | ◎ 制限なしと明記 |
| World eSIM | − 「制限がかかる場合がある」との記載のみ | − 記載なし | △ 一部制限の可能性 |
| trifa | − 記載なし | − 記載なし | − 記載なし |
| TRAVeSIM | − 記載なし | − 記載なし | − 記載なし |
| Glocal eSIM | − 記載なし | − 記載なし | − 記載なし |
| eSIM square | − 記載なし | − 記載なし | − 記載なし |
条件を公表している4社のなかでは、Klookの1日15GBが最も緩い設定です。Airaloの1日3GBと比べると5倍の差があり、動画を長時間見る使い方でも到達しにくい水準になります。Klookは料金でも全日数で最安のため、価格と条件の両方で他社を上回る構成です。
1日3GBはどれくらいで到達するか
Airaloの1日3GBという上限が実際にどの程度かを、利用シーン別に整理します。地図やSNSが中心なら到達しませんが、動画を見る日は超える可能性があります。
| 1日の使い方 | 消費量の目安 | 1日3GBの上限 |
|---|---|---|
| 地図・検索・LINE中心 | 0.5〜1GB | 到達しない |
| SNSに写真を投稿 | 1〜2GB | 到達しにくい |
| 移動中にYouTubeを2時間 | 2〜3GB | 到達する可能性あり |
| PCをテザリングで長時間使う | 3GB以上 | 到達する |
制限後の1Mbpsでも、地図・LINE・Webの閲覧は問題なく使えます。困るのは動画の再生とビデオ通話です。長距離ドライブ中に子どもへ動画を見せるといった使い方を予定しているなら、上限が緩いKlookか、1日単位の上限がないHolaflyが向きます。
テザリングでPCを使う場合の選び方
出張でPCをつなぐ場合、テザリングの扱いが判断材料になります。通信量にも接続台数にも制限を設けないと公式に明記しているのはAiraloのみです。1日3GBという本体側の上限はありますが、共有そのものには制約がありません。
逆に注意が必要なのがHolaflyです。本体でのデータ利用に1日単位の上限がない一方、同行者や他の端末と共有できるのは1日1GBまでと定められています。7日プランなら合計7GBが共有の上限です。残る7社はテザリングの上限を公表していないため、多用する予定があるなら購入前にサポートへ確認してください。
記載がない5社をどう考えるか
World eSIM・trifa・TRAVeSIM・Glocal eSIM・eSIM squareの5社は、無制限プランの具体的な制限値を公式サイトに記載していません。このうちWorld eSIMは、公式のよくある質問で「無制限プランでも速度制限がかかる場合がある」「一部の無制限プランはテザリングが制限される場合がある」と説明しています。
- 記載がないことは、制限がないことを意味しません
- どの水準で制限がかかるかを事前に把握できないため、動画やテザリングを多用する予定なら避けたほうが確実です
- 地図・検索・SNS中心の使い方であれば、制限に到達すること自体がまれなため、実用上の問題は起きにくくなります
なお、条件を公表しているサービスでも、基盤となる現地キャリア側が混雑時にトラフィック管理を行う場合があります。Airaloは公式に、これがFUPの上限とは別に速度低下を生じさせることがあり、同社の直接の管理外であると明記しています。どのサービスを選んでも、常に一定の速度が保証されるわけではありません。
どのeSIMがどの回線を掴む?行き先別の選び方
アメリカの主要キャリアはVerizon・AT&T・T-Mobileの3社で、eSIM各社はこのいずれかにローミング接続します。都市部では3社とも実用上の差は小さい一方、国立公園や長距離ドライブでは差が出ます。
| キャリア | カバー範囲の傾向 | 強いエリア |
|---|---|---|
| Verizon | 全米でシェア上位。カバー範囲が広い | 地方・郊外・国立公園周辺 |
| AT&T | 都市部は快適。人口の少ない地域は弱め | 主要都市・観光地 |
| T-Mobile | 5Gの人口カバー率が高い | 都市部・5Gエリア |
各eSIMが接続する回線
9社のうち3ネットワークすべてに対応しているのはWorld eSIMのみです。Glocal eSIMは接続回線を公式サイトに記載していません。
| サービス | 接続回線 | 郊外・国立公園での想定 |
|---|---|---|
| World eSIM | T-Mobile+Verizon+AT&T | ◎ 電波状況に応じて掴み分けられる |
| Klook | Verizon+AT&T | ◎ 郊外に強いVerizonを含む |
| Airalo | T-Mobile+Verizon | ◎ 郊外に強いVerizonを含む |
| TRAVeSIM | T-Mobile+Verizon | ◎ 郊外に強いVerizonを含む |
| Ubigi | T-Mobile+Verizon | ◎ 郊外に強いVerizonを含む |
| Holafly | AT&T+T-Mobile | △ 公式に山間部・砂漠地帯で不安定になる場合があると記載 |
| trifa | AT&T+T-Mobile | △ 都市部中心の構成 |
| eSIM square | T-Mobile | △ 単独回線のため掴み分けができない |
| Glocal eSIM | × 公式サイトに記載なし | − 判断材料がない |
グランドキャニオンやヨセミテなどの国立公園、ルート66のような長距離ドライブを予定しているなら、Verizonを含む5社(World eSIM・Klook・Airalo・TRAVeSIM・Ubigi)から選ぶと圏外のリスクを下げられます。Holaflyは自社の公式サイトで、ページやグランドキャニオンのような山間部・砂漠地帯では通信が不安定になる場合があると案内しています。
ただし、どの回線を選んでも国立公園の内部には完全な圏外区間があります。長距離を移動する場合は、オフラインマップのダウンロードを併用してください。
ハワイ・グアム・サイパン・アラスカの対応可否
「アメリカ対応」と書かれていても、ハワイやグアムで使えるとは限りません。しかも各社で扱いが分かれており、ハワイについては公式の案内が一致していません。
| サービス | ハワイ | グアム・サイパン | アラスカ |
|---|---|---|---|
| Klook | ◎ 対象エリアに含むと明記 | × 対象外と明記 | − 記載なし |
| TRAVeSIM | ◎ 「アメリカ合衆国(ハワイ含む)」と明記 | × 別プラン | − 記載なし |
| Glocal eSIM | ◎ 商品名が「アメリカ・ハワイ」 | × 別プラン | − 記載なし |
| eSIM square | ◎ 商品名が「アメリカ・ハワイ」 | − 記載なし | − 記載なし |
| Ubigi | ◎ カバーすると明記 | − 記載なし | × カバーしないと明記 |
| Holafly | △ 接続が不安定になる場合があり、ハワイ専用eSIMを推奨 | × 対象外と明記 | − 記載なし |
| World eSIM | − 記載なし | − 記載なし | − 記載なし |
| Airalo | − 記載なし | − 記載なし | − 記載なし |
| trifa | − 記載なし | − 記載なし | − 記載なし |
ハワイに行くなら、対応を明記しているKlook・TRAVeSIM・Glocal eSIM・eSIM square・Ubigiのいずれかが確実です。Holaflyは自社で専用eSIMを別に用意しており、アメリカ本土向けプランでの利用を推奨していません。
グアムとサイパンは、本土とは別系統の通信事業者がサービスを提供しているため、アメリカ向けプランの対象外となっているケースが大半です。「アメリカ対応=グアム対応」ではない点に注意してください。渡航予定があるなら、グアム専用のプランを別途購入する必要があります。
アラスカについて明記しているのはUbigiのみで、同社は対象外としています。他社は記載がないため、アラスカへの渡航予定がある場合は購入前にサポートへ確認してください。
電話番号・SMS認証が必要な人はどうする?
短期の旅行であれば、アメリカの電話番号は必要ありません。日本のSIMを残したまま使うデュアルSIM運用なら、SMS認証は日本の番号で受け取れ、通話はアプリで代替できるためです。
SMS認証は日本の番号のまま受け取れる
eSIMは、日本のSIMを残したまま追加で入れる使い方が基本です。この設定なら、データ通信はアメリカのeSIM、SMS受信は日本の番号という使い分けができます。
| 用途 | 使う回線 | 費用 |
|---|---|---|
| データ通信 | アメリカのeSIM | 購入したプラン料金のみ |
| SMS受信(二段階認証等) | 日本のSIM | 受信は基本的に無料 |
| 音声着信 | 日本のSIM | 国際転送料が発生する場合あり |
設定は「モバイル通信→デフォルトの音声回線=日本のSIM/モバイルデータ通信=eSIM」とするだけです。ただし日本のSIMのデータローミングは必ずオフにしてください。オンのままだと日本のキャリア側で通信が発生し、高額請求につながる場合があります。
米国の電話番号が必要になるケース
米国の電話番号が必要になるのは、現地の店舗や施設と電話でやり取りする場面と、長期滞在者向けの手続きです。以下に該当する場合は、データ専用のeSIMでは対応できません。
| 場面 | 米国番号 | 代替手段 |
|---|---|---|
| 配車アプリ・レストランのアプリ予約 | 不要 | 出発前に日本の番号でアカウント登録を済ませる |
| レストランへ電話で予約 | あると便利 | 宿泊先のフロントに代行を依頼する |
| 現地の店舗・施設から折り返しを受ける | あると安心 | 日本の番号を伝えて国際電話で受ける |
| 留学・駐在で現地サービスに登録する | 必要 | 代替手段なし。番号付きプランか現地契約が必要 |
米国の電話番号が使えるeSIMは3社
アメリカ向けeSIMの大半はデータ通信専用ですが、比較した9社のうち3社は通話やSMSが使えるプランを用意しています。
| サービス | プラン内容 | 対応日数 |
|---|---|---|
| World eSIM | 電話番号付きプラン(データ無制限) | 7日/15日/60日/180日/365日 |
| eSIM square | 無制限プランは全て通話機能付き。容量制も一部対応 | 無制限は全日数/容量制は7日・10日・31日 |
| Airalo | データ・通話・テキストのセットプラン | 公式サイトで要確認 |
長期の滞在で番号が必要なら、180日・365日プランを持つWorld eSIMが選択肢になります。旅行中の数日だけ電話を使いたい場合は、無制限プランに通話機能が標準で付くeSIM squareが無駄になりません。ただしeSIM squareは開通予約に最大12時間かかるため、出発前日までの手続きが必要です。
購入から現地で繋がるまでの手順と日数の数え方
eSIMの設定は、日本にいるうちにインストールまで済ませ、現地では回線を切り替えるだけの状態にしておくのが基本です。海外の空港のフリーWiFiでインストール作業を行うのは、通信内容の安全性の面で避けたほうが確実です。
- STEP
端末チェックとSIMロック解除を済ませる
出発前に、eSIM対応とSIMロック解除を確認します。2021年10月以降に発売された端末は原則としてロックがかかっていません。それ以前の端末は、契約キャリアのマイページから無料で解除できます。
- STEP
日本でeSIMを購入する
出発の1週間前から前日までが目安です。多くのサービスでは現地の回線に接続した時点から日数のカウントが始まりますが、eSIM squareのように開通予約に最大12時間かかるサービスもあるため、当日購入を前提にしないでください。
- STEP
日本でプロファイルをインストールする
iPhoneは「設定→モバイル通信→eSIMを追加」、Androidは「設定→ネットワークとインターネット→SIM→SIMを追加」からQRコードを読み込みます。プラン名を「アメリカ」などに変更しておくと、現地で切り替えやすくなります。
- STEP
現地に到着してから回線を切り替える
飛行機を降りたら機内モードを解除し、追加したeSIMをオンにします。eSIM側のデータローミングはオン、日本のSIMのデータローミングはオフにします。接続を確認してから、配車アプリの手配や連絡に進んでください。
- STEP
帰国後に元に戻す
モバイルデータ通信を日本のSIMに戻します。同じサービスを再利用する予定があれば、プロファイルは残しておくとチャージして使えます。
日数のカウント開始と時差13〜17時間
アメリカ向けeSIMの多くは、購入時点ではなく現地のネットワークに接続した時点から日数のカウントが始まります。KlookとWorld eSIMはいずれも公式サイトでこの仕様を明記しています。日本でインストールを済ませても、機内モードを解除するまでは日数が減りません。
注意したいのが時差です。日本とアメリカ本土の時差は13〜17時間あり、日付をまたいで到着するケースがほとんどです。
| エリア | 日本との時差 | 主な都市 |
|---|---|---|
| 東部時間 | 13〜14時間 | ニューヨーク、ワシントンD.C.、ボストン |
| 中部時間 | 14〜15時間 | シカゴ、ヒューストン |
| 山岳部時間 | 15〜16時間 | デンバー、フェニックス |
| 太平洋時間 | 16〜17時間 | ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル |
| ハワイ時間 | 19時間 | ホノルル |
日数のカウントは、購入したサービスの規定によって現地時間基準の場合と、有効化から24時間単位の場合があります。Glocal eSIMは公式に「利用期間は現地時間で申し込む」と案内し、Airaloは「有効化した時刻から24時間ごと」と定めています。7日間の旅程なら8日間のプランを選ぶなど、1日分の余裕を持たせておくと帰国日に慌てずに済みます。
現地購入・WiFiレンタル・国際ローミングとの比較
7日間の旅行で通信手段を比較すると、日本で購入するeSIMが500〜4,430円で最も安く、到着直後から使えます。現地SIMは店舗を探す手間と到着直後に通信できない問題があり、国際ローミングは1日980円換算で7日6,860円と割高になります。
| 方法 | 7日間の費用目安 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| eSIM(日本で購入) | 500〜4,430円 | 到着直後から使える/9社で最安 | 対応端末が必要 |
| 現地SIMを購入 | 30〜50米ドル前後〜 | 米国の電話番号が付く | 店舗を探す手間/到着直後は使えない/英語での手続き |
| WiFiルーターレンタル | 5,000〜13,000円 | 端末を選ばない/複数人で共有できる | 受取返却の手間/充電と持ち運び |
| キャリアの海外ローミング | 約6,860円 | 設定がほぼ不要 | 9社のeSIMより高い |
eSIMは「やめたほうがいい」?デメリットと不評の理由
eSIMを検索すると「やめたほうがいい」「不評」といった言葉が出てきます。実際には、対応端末を持っていて設定手順を事前に確認できるなら、eSIMが最も安く手軽な選択肢です。不評とされる理由は、次の4点に集約されます。
- 購入後のキャンセルや返品が原則できない
- 対応端末が限られる(iPhone XS/XR以降などが目安)
- 設定を自分で行う必要がある
- 複数人でのシェアには向かない
このうち実害が大きいのは、購入後のキャンセルができない点だけです。eSIMはデジタル商品のため、購入と同時に発行されます。Glocal eSIMは公式に「申込後のキャンセル不可」と明記しています。ただし返金や保証の制度を設けているサービスもあるため、旅行が中止になる可能性があるなら、そこで選んでおくとリスクを避けられます。
| サービス | キャンセル・返金の扱い |
|---|---|
| Klook | データ未使用なら予約確定日から180日以内は全額返金 |
| Holafly | 購入後6か月以内。旅行中止・端末非対応は全額返金 |
| trifa | あんしんキャンセル保証(開通前なら理由を問わず全額返金/保証料が別途必要) |
| Glocal eSIM | 申込後のキャンセル不可 |
残る3点は、いずれも購入前に対処できます。対応端末かどうかは端末チェックで5分で確認でき、設定に不安があるなら24時間の日本語サポートを持つサービスを選べば解消します。複数人で1台を共有したい場合や、eSIM非対応の端末しかない場合は、WiFiルーターのレンタルが現実的な選択肢です。
長期滞在・留学・周遊で使うなら
1か月以上の滞在や、カナダ・メキシコへの移動を含む旅程では、短期旅行とは選び方が変わります。
1か月以上滞在する場合
留学や駐在で数か月滞在する場合、eSIMをまとめて買うより、短期eSIMで到着後2〜4週間をつなぎ、住所が決まってから現地キャリアと契約するほうが安く済みます。
つなぎ期間の選択肢としては、月額プランを持つUbigiが有力です。滞在期間が確定していなくても、同じeSIMを使い続けられます。30日プランは60GBまで高速で、超過後も2Mbpsを維持するため、制限後も実用に耐えます。
| 期間 | サービスとプラン | 料金 |
|---|---|---|
| 2週間程度 | Glocal eSIM 10GB/15日 | 1,780円 |
| 1か月(節約重視) | Glocal eSIM 10GB/30日 | 1,980円 |
| 1か月(容量重視) | Ubigi 無制限/30日 | 10,500円 |
| 1か月(最安の無制限) | Klook 無制限/30日 | 7,989円 |
| 期間が未確定 | Ubigi 月額プラン | アプリから購入 |
現地の電話番号が必要になる手続き(銀行口座の開設、賃貸契約、就職の応募など)を予定しているなら、World eSIMの電話番号付きプランに180日・365日の設定があります。
カナダ・メキシコにも行く場合
アメリカからカナダやメキシコへ移動する旅程では、北米周遊プランを扱うサービスを選ぶとeSIMを買い直す必要がありません。TRAVeSIMとAiraloが該当します。
ただし周遊プランは国別プランより割高になる傾向があります。滞在の大半がアメリカで、隣国には数日しか行かないのであれば、国別プランを2枚買うほうが安く済むケースがあります。購入前に、周遊プランと国別プラン2枚分の合計を比べてください。
アメリカのeSIMに関するよくある質問
Q
アメリカでeSIMを買うならどこがいいですか?
A
データ量を気にせず使いたいならKlookです。7日間の無制限が2,022円で9社中最安、1日15GBまで高速という条件も最も緩く設定されています。5GB程度で足りるならGlocal eSIMの7日1,080円、地図と連絡だけならTRAVeSIMの7日1GB 500円が安く済みます。
Q
アメリカのeSIMはハワイでも使えますか?
A
サービスによって扱いが異なります。Klook・TRAVeSIM・Glocal eSIM・eSIM square・Ubigiはハワイ対応を公式に明記しています。一方Holaflyは、アメリカ向けeSIMではハワイで接続が不安定になる場合があるとして、ハワイ専用eSIMの利用を推奨しています。ハワイに行くなら、対応を明記しているサービスを選んでください。
Q
グアムやサイパンでも使えますか?
A
使えないケースが大半です。グアムとサイパンは本土とは別系統の通信事業者がサービスを提供しているため、アメリカ向けプランの対象外となっています。KlookとHolaflyは公式に対象外と明記しており、TRAVeSIMとGlocal eSIMはグアム向けを別プランとして販売しています。渡航予定があるなら、グアム専用のプランを購入してください。
Q
いつeSIMを購入すればいいですか?
A
出発の1週間前から前日までが目安です。プロファイルのインストールには安定したWiFiが必要なため、日本を出る前に済ませてください。eSIM squareは開通予約から最大12時間かかるため、出発当日の購入はできません。UbigiとHolaflyは購入から6か月の猶予があり、早めに買っても失効しません。
Q
日本のSIMはどうすればいいですか?
A
入れたまま、データローミングだけをオフにしてください。この状態なら、日本の番号でSMSを受信しながら、データ通信はアメリカのeSIMで安く使えます。データローミングをオンのままにすると、日本のキャリア側で通信が発生し高額請求につながる場合があります。
Q
データを使い切ったらどうなりますか?
A
容量固定プランは通信が停止し、追加のチャージが必要になります。trifa・Airalo・Ubigi・eSIM squareはアプリや公式サイトからチャージできます。無制限プランの場合は通信が止まるのではなく、速度が落ちて継続します。
Q
米国の電話番号は必要ですか?
A
短期の旅行なら必要ありません。日本のSIMを残したままにすれば、二段階認証のSMSは日本の番号で受け取れます。配車アプリやレストラン予約も、出発前に日本の番号でアカウント登録を済ませておけば使えます。必要になるのは、現地の店舗から電話で折り返しを受ける場合や、留学・駐在で現地サービスに登録する場合です。その際はWorld eSIM・eSIM square・Airaloの3社が通話対応プランを扱っています。
まとめ|アメリカのeSIMは使うデータ量と行き先で選ぶ
アメリカのeSIMは、無制限ならKlookが7日2,022円で9社中最安です。1日15GBまで高速という条件も最も緩く、料金と条件の両方で他社を上回ります。5GB程度で足りるならGlocal eSIMの7日1,080円、米国の電話番号が必要ならWorld eSIMが該当します。
| こんな人 | おすすめ | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 料金を最優先したい | Klook | 7日無制限 2,022円 |
| 米国の電話番号が必要 | World eSIM | 7日無制限 4,430円 |
| 5〜10GBで足りる | Glocal eSIM | 7日5GB 1,080円 |
| 設定に不安がある | trifa | 7日3GB 1,960円 |
| 1日3GB以上使う | Holafly | 7日無制限 4,190円 |
| 地図と連絡だけ | TRAVeSIM | 7日1GB 500円 |
| PCをつないで作業する | Airalo | 7日無制限 4,150円 |
| 空港で相談したい | eSIM square | 7日10GB 2,180円 |
| 1か月以上滞在する | Ubigi | 30日無制限 10,500円 |
購入前には、端末がeSIMに対応しているかと、渡航先が対応エリアに含まれるかを必ず確認してください。ハワイは各社で扱いが分かれており、グアム・サイパンは大半のプランで対象外です。アラスカについて明記しているのはUbigiのみで、同社は対象外としています。