【集客数0件→200件/月間】事例から学ぶブライダルジュエリー業界におけるWEBマーケティング設計
ブライダルジュエリー業界で可能性を見出した施策とは
今回の記事ではタイトルにもありますが、ブライダルジュエリーで行なった施策「アフィリエイト」に纏わるマーケティング施策について説明します!
アフィリエイトとは一言で説明すると「成果報酬型の広告」のことです。
主に以下のような仕組みです。
- 媒体主(アフィリエイター)が自身のホームページやブログ記事に企業や特定の商品・サービスの広告を掲載
- 訪問者(ユーザー)がその広告をクリックして商品やサービスを買ったりして広告主の利益になる
- 媒体側(アフィリエイター)が成果報酬が収入として手に入る
また、アフィリエイトをする人のことをアフィリエイターと呼びます。商材に関してはEC案件を中心に、今回の事例のようなブライダルジュエリーや通販系、通信系など幅広く存在します。
今回はブライダルジュエリー業界の事例紹介ということもあり、まずは市場説明から入りますが、他業界の方でも応用できる部分はありますのでぜひご覧ください!
また、以下の悩みにつきましてはこの記事で解消できる内容で書いています!
- ASPに登録はしてるけど、アフィリエイト経由での申し込みが期待に沿ってない
- アフィリエイト広告で成果が出てないけど、ASPの仕組みがわからなくて課題がどこにあるのかわからない
- アフィリエイト施策について検討中で、どのような施策にするか迷っている
総じて、アフィリエイト広告を使って「より良い成果」を出したい方にオススメです!
例えば日々の業務の中で・・・
- ASPに登録はしているものの成果に直結しない
- ASPに登録したいがどこを選べば良いかわからない
- 日々の運用にかかる工数が多すぎる
などなど
「無料相談」も行なっているのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
それではブライダルジュエリー業界の市場について説明していきます!
ブライダルジュエリー業界の市場規模
これは宝飾小売市場規模 9,691 億円の 17.3%(前年は 17.4%)を占めており、うちダイヤモンド婚約指輪(エンゲージリング)市場は 757 億円(前年比 97.6%)、結婚指輪(マリッジリング)市場は920 億円(同 100.9%)となっています。
ダイヤモンド婚約指輪(エンゲージリング)取得率は 58.3%から 58.4%へと微増しましたが、単価の下落が影響し、市場規模に関しては下落しています。また結婚指輪(マリッジリング)の取得率は 98.4%から 97.4%へと落ち込見ました。
ダイヤモンド婚約指輪(エンゲージリング)の平均単価は 204,000 円(同 97.1%)でしたが、結婚指輪(マリッジリング)は 74,400 円(103.3%)でした。
円安の影響でダイヤモンドの輸入単価は上がりましたが、より小粒志向が強まったことと、ダイヤモンド婚約指輪(エンゲージリング)で使われるプラチナ価格が、2014 年の平均 4,759 円から 2015年は 4,205 円へと 11.7%も下がったことも影響していると考えられます。
*なお「ゼクシィ結婚トレンド調査 2015」によると婚約指輪の全国平均単価は 34.0 万円で矢野経済研究所調査と136,000円の乖離があります。これは同調査の対象がゼクシイの読者であり、夫の平均収入が 472.8 万円と中間層の上のクラスであるためと思われます。
ブライダルジュエリー業界の特徴
矢野経済研究所の宝飾小売市場規模のデータによると2016年より2期連続で上がっているデータが実際に出ています。
確かにブライダルジュエリー市場の業界だけ抜粋すると、プラチナや金の現価格によって下落していますが、今後ともブライダルジュエリーの需要が減少こともなく、小さい増減を繰り返すことが予想されます。
なぜならブライダルジュエリーは、結婚に関わる商品・サービスの中で、唯一カタチに残ります。婚約指輪は男性が一生涯その女性を愛するという決意の証であり、ダイヤモンドは、永遠の輝きを放ち、時には世代を超えて受け継がれ、家族の絆を象徴します。
このようにファッションジュエリーにはない文化的な特徴があるため上記のように考えられます。
また、業界全体を見て顧客単価が高いためアフィリエイターへの報酬も高額になる傾向にあり、アフィリエイターにとっての有力商材になりやすい傾向があります。
ネットで1度調べる習慣のある今の時代だからこそアフィリエイト経由での認知は凄くチャンスがあると考えています。その点につきまして詳しく説明させていただきます。
ブライダル市場は長年リアルの店舗戦略をやってきているので、大手を除いてWEB戦略に疎い傾向にあります。結婚という、とてもドメスティックなジャンルだけに、インターネットをはじめ革新的、先進的なものへのアレルギーを持っている経営者や担当者は多そうです。
逆になぜ大手はWEBマーケティングに手が回っているかというと、店舗のマーケティングが終わり、別の施策に早い段階で打つことができたことが要因になります。
数字で考えるアフィリエイト広告の可能性
こちらの図は、ブライダルジュエリーECサイト「BRILLIANCE+(ブリリアンスプラス)」を運営するキューが同サイトで婚約指輪、結婚指輪の購入者へのアンケート調査を行った結果です。
こちらの図から、同サイトを訪れた半数近くの46.4%が現物を見ないで購入したことが明らかになりました。
また、同サイトでの別のアンケートによると婚約指輪の平均金額は約18万円で、婚約指輪は約12万円(ペア)というようなアンケート結果になっています。
つまりは、ブライダル市場のLTV(婚約指輪、結婚指輪両方購入した場合)は約30万円となり、他業界のLTVよりも単価が高くなっていることが特徴の1つです。
今までは百貨店で足を運んで探すことが主流だったブライダルジュエリー業界も実際のアンケート結果より、ネットを通して知る機会が増えてきていることが明らかになっています。
なのでアフィリエイト施策でアフィリエイターと一緒にネット上でのブランドの認知を拡大することの重要性が伺えます。
また、今回の事例を元に売り上げの伸びしろを考えていきます。
弊社のサービス導入後、150件のお客様が来店予約を行なっています。
この150名の50%が実際に購入に至ったとし、LTVを結婚指輪の購入と婚約指輪の購入で30万円と仮定します。
その際の売り上げは、「150件×0.5×30万×12ヶ月=270,000,000円」となります。
アフィリエイト施策を行い成長途中の現段階で2億7千万の売り上げ増となっています。
アフィリエイト施策のみでここまで成長させられるというのは、良い指標になると思います。
クライアントA社様インタビュー
本章では実際に事例紹介ということで、A社様にインタビューした際にお話していただけた内容をA社様目線で掲載いたします。
A社様の詳細としましては、ブライダルジュエリー業界の最大手の企業様で、全国40店舗以上展開している企業様です。
導入以前から導入後の課題まで幅広くお話いただけたのでぜひご参考にしてください
A社様ご紹介
- ブライダルジュエリー業界最大手企業
- 全国45店舗展開
- 年間売り上げ180億円
導入以前の状態と課題
弊社は2013年よりASPを使ったアフィリエイトでの集客施策をはじめました。
弊社の広告の成果地点はアフィリエイト広告での来店予約です。
2013年からFREEDiVEさんのサービスを導入した2016年までは、アフィリエイト経由での来店には繋がっておらず、せっかく広告運用をするのならば来店へと繋げたいという課題感を感じていました。
運用においての手間感を感じていましたので、基本的にはASPさんと弊社の間に絶対に運用代行さんのような企業さんを挟むようにしていました。
弊社で行なっていたアフィリエイト周りの手間に関しては少なかったと思います。
課題:代理店には頼んでいたものの、期待していた成果件数は取れていませんでした、そもそもそこまで力を注げてはおらず、どの程度取れれば相場的に評価に値するかもわからなかった点が成果に直結しない理由にもなってました。
導入検討のきっかけと決め手
2016年にはじめて電話にて提案をいただいた際に、営業の方の話し方と知識量と実績から気持ちよく運用などをやっていただけそうだったので、乗っかってみようとのことで導入することとなりました。
また、安心感と今後の規模拡大していけそうなビジョンが見えたことが大きいと感じております。
それである程度意思は決まったのですが、そこに加えてセミナー開催をしていることも決め手のひとつでした。代理店の独自開催でのアフィリエイターさん向けのセミナーを行なっており、また実際にアフィリエイター向け資料による、より質の良いアフィリエイターの育成も行っていたので、業界でのアフィリエイトの訴求にも繋がるのでより良い成果が見込める企業さんなのではないかと思い、導入の決断ができたという事になります。
導入後の結果
今まではASP経由での来店は0名でした。
そこから数字的には月に150名ほどの来店という成果につながり、0件の時と比べるとじわじわではありますが、確実に伸びてきています。なのでその成果はすごくよかったと思います。
実際にこのような成果につなげるためには優秀なアフィリエイターさんをキャッチするマーケティングスキルがあるという事にもなりますので、今後はそのようなノウハウをアフィリエイターさんにシェアし、よりその業界のアフィリエイターさんを盛り上げてくださると本当に良いと感じますので、その点につきましては今後とも期待しております。
導入し良かった点と課題
良かった点は先ほども話しましたが、単純に来店数の増加につながったことが挙げられます。3年間で150件という数字まで伸ばせたことは、本当に大きな実績になっていると感じています。
またセミナー開催によるアフィリエイターの育成もしている点が、質の良いアフィリエイターに広告を掲載していただけ、実際のユーザーにも良い形で届けていると感じています。
今後の課題につきましては、より高い水準のアフィリエイターを育てられるかという点だと考えています。
FREEDiVEさんではセミナー開催しておりますが、今後とももっとマーケティングスキルのシェアなど今以上に質の良いアフィリエイターを育成できれば、アフィリエイトASPとしての立場も凄く良くなるのではないかと感じました。
アフィリエイトASPの仕組みと各チャネル戦略について
基本的にアフィリエイトASPの利用者の中でも、他企業に運用代行に入ってもらい運用管理を委託するパターンもありますが、成果を出すためにはASPの仕組みの理解を担当者はしておいた方がより成果につながります。
良いサービスと悪いサービスを見分けられうようにまずはサービス内容を理解しておきましょう!
アフィリエイトASPの仕組みと課題
ASPとは
アフィリエイトにおけるASPとは、ずばり「広告主様とアフィリエイターをマッチさせるプラットフォーム」のことです!
上記の図にあるように、
広告主様の方では、そもそもASPの業務理解がないことや、アフィリエイターさんのニーズがわからないなどの問題点があり、アフィリエイターの方では、キーワード選びに自信がないことや商品知識の不足による不安感などの問題が存在します。
そこで、それらの代わりにアフィリエイトの知識に長けているアフィリエイトASPの企業が間に入ることにより、双方向での満足度を上げることを可能にしています。
広告主様目線では、アフィリエイト運用という工数がかかり、知識にも乏しい分野をカバーしていただけるということが大きいと思います。
アフィリエイター目線では、やはり収益化に繋げるためのキーワード選定から商材知識なども教えていただけるので、個人で動くよりも成果につながりやすいです。
しかしそんなアフィリエイトASPでも課題があると感じています。
そのお話を次の章にてお話ししていきます。
アフィリエイトASPの課題
アフィリエイトASPの課題について以下の2つが挙げられます。
担当者数が多く全クライアントに対して充分に対応できていない
こちらの課題は、基本的に大手のASPに起きる問題になってきます。
大手のASP会社ですと、1人の社員に対して複数のクライアントの担当を持つような形になっており、全ての広告主様の要望に100%で答えるのが難しくなっています。
なのでASPにただ登録している企業の方で注意していただきたいことが、登録してある程度年月が経ちましても期待していた成果数に到達しない場合は、月額の固定費で費用対効果が満足に得られないケースがございますのでお気をつけください。
掲載打診に時間がかかる
広告主様とアフィリエイターの仲介に当たるので何度も連絡を取り合うことを加味するだけで実際に掲載に至るまでにタイムラグが生じます。
またアフィリエイターの選定や、選定後の掲載の不可のやりとりの後に実際に掲載になるので、本当に実際の運用まで時間がかかります。加えて、そもそもアフィリエイターさんを探す点にも工数がかかり実際の交渉に行きつくまでも時間がかかります。
広告主様としても掲載する際の希望メディアはあると思いますし、そのメディアの方向性やアフィリエイターの意向に合わなければさらに時間が重なってしまいます。
なのでこの工数の削減と、リクルーティングにかかる時間を弊社ではリクルーティングツールを用いて効果的に行なっています。このツールのおかげで作業工数の激減と幅広いアフィリエイターの獲得に繋がっているのです!
またツールに関わるお話は第6章で詳しく説明します!
マーケティング戦略で重要になる各チャネルの成果地点の違い
マーケティングの施策の中には多くのチャネルが存在し、それぞれに長所短所が存在します。ただ闇雲に広告を打てば良いわけでもなく、各チャネルの特徴をおさえた上でちぇんる選定をしていきましょう!
各チャネルの特徴をデュアルファネルを用いて説明します!
デュアルファネルとは
デュアルファネルとは上記の図の通り、認知から購買までの新規顧客獲得のファネルと、一度購買した後の既存顧客を管理するファネル、その2つ(デュアル)を合わせたファネルのことをさします。
各チャネルは上記のいずれかのフェーズに分けることができます。
さらに今回は新規顧客獲得のためのファネルに絞り説明します。
様々なマーケティングのチャネルがこの世の中には存在しており、そのチャネルの特徴を正確に抑えなければ、思い描いているような成果を得ることは難しくなります。
なのでこの章ではチャネルの特徴を抑え、その点からどのように戦略を立てるべきか説明していきます!
各チャネルの特徴から考えるマーケティング戦略
次に各チャネルの特徴とポジションについてお話しします。
マーケティング施策を考える際は目的に沿って正しいチャネル選択をしなければ望んでいるような結果は得られないので、ここの内容はしっかり理解しましょう!
各チャネルの紹介をします。
- SEO・・・ Googleで検索された時に、上位表示させる施策のことをSEO対策と呼びます。各クライアントの持つオウンドメディアのキーワード選定から行い、あるキーワードで上位検索されるようにし、メディアを通しての受注率を高める施策
- LPO・・・LPとはランディングページのことで「申し込みや売り上げを増やすことに特化してつくられた専用の1ページ」のことを指します。LPOとは「ランディングページ最適化」という意味があり、ランディングページのCVRをあげるための施策
- SNS・・・これは他のチャネルとは大きく違い、様々な施策が可能なチャネルになっており、認知もファン化も購入までも可能な将来性のある施策
- インフルエンサー・・・SNS上で影響力を持つインフルエンサーに対して商品紹介をお願いすることで、一気に認知を広めていく施策
- リスティング広告・・・検索した際に上位表示される広告のことで、アフィリエイト広告などのSEOに左右されずに上位表示することが可能な施策
- アフィリエイト広告・・・サイトなどのメディア運用している方に載せていただき、そのメディアの読者へと認知を広められる。検索上位に出るメディアではより多くの認知がより早く取れる施策
上記のチャネルを各フェーズに振り分けます。
<認知>
- SEO
- SNS
- インフルエンサー
<関心>
- リスティング広告
<検討>
- アフィリエイト広告
<購入>
- LPO
認知のフェーズのあるSEOとSNSの運用施策に関しては、他のチャネルにはない特徴があります。
それは「認知だけでなく購入まで促せるチャネルである」ことです。
SNS施策では、基本認知からスタートし、アカウント内でのDMなどでのやりとりでお客さんの定着化やファン化が可能です。さらにSNS内でのショッピング機能がインスタグラムにも追加されたため、基本的にはどの媒体でも購入まで一気貫通して行えます。
なのでSNSアカウントで集客やファン化を行う施策は今後とも注目を浴びると考えています。実際に成功しているのは「Mr.cheesecake」というお店です。気になる方はぜひインスタグラムにてご覧ください。
SNSの運用施策とインフルエンサーの施策は完全に別物なので勘違いなさらないようにしてください。
たまにあるのが、インフルエンサー施策が最強のチャネルだと勘違いして検討される場合がございますが、一瞬の認知に繋がる施策でしかありません。
しかもインフルエンサーのキャスティングが肝になりますのでしっかりミーティングし方向性を合わせることをお勧めします。
アフィリエイト広告に関しましては、基本的にメディアに掲載する広告ですので、検討フェーズになることが多いです。たまに認知になることもございますが。
ユーザーは「おすすめ」や「比較」で検索される回数が多いです。
なのですでに記事内で比較検討を行なった上でコンバージョンするので比較的ユーザーの状態は良い状態で見込み客になることが考えられますので、勝手にリードナーチャリングされるので良い施策であると言えます!
アフィリエイトはあくまでも「成功報酬型」という概念でございます。
そのため「インフルエンサー」「リスティング」など、本来はCPM/CPC型の課金方式で行われる取り組むアフィリエイター次第ではございますが、成功報酬型でのご提案も可能になり、認知獲得〜購入までの各チャネルを成功報酬で完結できるという強みがございます。
章のまとめ
<アフィリエイトASPの仕組み>
アフィリエイトASPとは、「広告主様とアフィリエイターをマッチさせるプラットフォーム」のことです。
広告主様とアフィリエイター双方の悩みを、アフィリエイト運用経験のある企業がコンサルし、実際にそれぞれのKPIに対しコンサルします。その対価でfeeを頂くビジネスモデルです。
<アフィリエイトASPの課題>
- 担当者数が多く全クライアントに対して充分に対応できていない
- 掲載打診に時間がかかる
それぞれの打開策として弊社ではリクルーティングツールを使い、そもそもの作業工数を減らすことで、双方へのサポートを充実させています。
あとは単純にひとりひとりの担当者数は少なくしております。
<各チャネルの成果地点の違い>
各チャネルの特徴によっては、
- 認知目的のチャネル
- 関心目的のチャネル
- 検討目的のチャネル
- 購入目的のチャネル
これら4つのように目的が変わってきます。
1度各企業様で、マーケティング施策で行なっている施策、行おうと検討中の施策があれば1度本当にその目的に適しているチャネルか確認することがマーケティング設計において重要な考え方です!
弊社セミナー開催による質の良いアフィリエイターの育成
弊社が行うアフィリエイト施策内容
広告主様とASPの情報の橋渡し
広告主様の要望やどのようなKPIで動いていくかなど、マーケティング戦略において必要な情報をASPにお伝えし、実際にASPがどのように動いているかなどをレポートにしてお渡しします。
実際に起きてくる工数は多いので、運用代行のような形で基本的にASPと運用代行両側面の働きを持ったような形で弊社はサポートしております。
ASPの業務フォロー
ASPのみで運用をしていこうとなると、ASPの担当が1人に対して複数社持つような形になってしまうため、担当が広告主様につかないようなケースがございます。
なのでその担当者がやる内容(アフィリエイターのリクルーティングや運用など)を弊社が代わりに運用代行をしております。工数がかかるリクルーティングの際に自動ツールを使っている点が他社さんとの差別化のポイントになります。
戦略考案
広告主様、アフィリエイターの両方面に対し戦略を共に考えております。
広告主様ですと、
- どのような媒体を狙うか
- どのように運用していくか
このようなことを考えた上で、KPI達成後の動きなどもマーケティング総合コンサルの企業としてあらゆる方面からの提案をさせていただいております。
アフィリエイターに対しては、キーワード選定や商材に対する情報をまとめたシートをお渡しし、掲載するサイトが検索上位に出るようにサポートしています。
アフィリエイターに対しての商材情報の補完
どのような記事を書く際もアフィリエイターに充分知識を与えることは重要です。
記事内で実際の商品に対し、過剰評価したり誤りの内容を書いてしまうとクレームに繋がりかねませんし、製品を実際に使ってみた後にしか生の記事はかけないと考えています、
なので弊社では広告主様と協力し、商材シートをアフィリエイターに向けて書くようにしております。また、商品紹介につきましても、実際に使用後に書いていただくようにしております。
セミナー開催
セミナー開催は弊社では特に重要な施策であると考えています。
今回の事例で取り上げさせて頂いたA社様もおっしゃっていましたが、セミナーを通して、もっとアフィリエイターの質を上げることが重要です。
さらにそのセミナーを通して、マーケティングの思考などももっとアフィリエイターの方が持つことで、各メディアがそれぞれ成果を残せるようになります。
今後の課題から見るセミナー開催の重要性
アフィリエイトというチャネルはSEOやアフィリエイターのリクルーティングなどそもそも工数が多くかかる上に、ひとつひとつ時間がかかる上に難しいです。
なので以下の3点を課題としてあげ、進めていきます。
SEOの短期的なアルゴリズム変動
まずはSEOについて取り上げます。
SEOとは検索エンジン最適化のことでこのアルゴリズムが3ヶ月ほどで変わっております。
それだけを聞いてもあまり課題には感じないかもしれません。
しかし、超有料媒体のみに掲載されていた場合を想像していただきたいです。
もしもそのアルゴリズム変動によって、今まで上位で表示されてて良かったものの、上位表示されなくなってしまえば両者とも損をしてしまいます。
コロナという外的要因もありましたが、今後はよりリスクヘッジのできている施策が重要になってくると考えられます。
なのでSEOの内容でのセミナー開催をしたり、アフィリエイター同士のコミュニティを作ることも重要であると思います。
有料媒体を見つけるのにかかる時間
媒体を見つける手段はいくつか存在します。
- 検索上位から引っ張る
- アフィリエイターの交流イベントなどの繋がりから紹介してもらう
- リクルーティングツールの使用
これらの方法でアフィリエイターのリクルーティングを行います
リクルーティングには媒体を見つけることとその後広告掲載の提案というツーステップが存在します。媒体を見つけたとしても、その媒体で掲載してもらえるかはわからないので、もし掲載されなければさらに時間がかかってしまうということになります
なのでリクルーティングにかかる時間はツールを使って削減し、大きいメディアへのアプローチは地道に探して当たろうというのが弊社でのスタンスになっています。
アフィリエイターの知識不足
アフィリエイターは記事を書くことに関してはプロですが、実際に案件の周りやSEOなどの専門的な知識を有しない場合も多々あります。その際に、正しい知識を入れていただき、正しい情報をユーザーに届ける。
当たり前かもしれませんがASPが担当につけない場合にこの点が難しくなってきます。
そのような時に重要になってくるのが、広告主様とのやりとりの上で正しい情報をアフィリエイターに届けることや、弊社でのノウハウを伝えるセミナーを開催することです。この開催で実際に広告主様とアフィリエイターが交流したりすることで、アフィリエイターもファンになればもっと良い記事を執筆し好循環になると考えています。
長期的戦略が可能にするリスクヘッジに力を入れたマーケティング戦略とは
コロナの影響を受けた企業様、受けてない企業様共におそらく頭の中に「リスクヘッジ」というワードがちらついたのではないでしょうか?
「いや、弊社はこんな状況だからこそ攻めの姿勢をとります!」
凄く良いと思います!弊社も攻め続けています!
ただリスクヘッジができるなら、するに越したことはないと思います。
そこで第6章では第5章でお話しした課題をクリアできる、尚且つリスクヘッジもできる戦略があるのでご紹介します!
リクルーティングツールの使用によって可能になるマーケティング戦略
ミドル層を狙ってリクルーティング
多くのASPがリクルーティングをする際には、ツールはあまり使わずに月間何百件と出ている有料媒体へと掲載を打診します。
なので実際に掲載されるまでにタイムラグが生じます。
ツールを使わないとミドル層のアフィリエイターを見つけるのが非常に困難になっているので、トップアフィリエイターへの接触になります。
そこで弊社ではミドル層を多く取るような戦略にしております。
他のASPが狙えない層なのでスピーディーに掲載企業を確定することが可能です。
ミドル層の複数メディアを育ててトップ層に近づける
また第5章でもお話ししましたが、大きなメディア1つの掲載に頼ってしまうと、SEOのアルゴリズムの変動に左右された場合に、アフィリエイト全体での収益が完全にストップしてしまいます。
そのような状態ですととてもリスキーな賭けをしていると感じるため、マーケティング施策としては少々危ういです。
認識としましては「月100件出る媒体をひとつ掲載する」というような形ではなく、「月5件出る媒体を20個掲載する」というような戦略でやっております。
弊社での取り組みでセミナー開催がありますが、そこでさらにアフィリエイターを育てることで月5件だったものを10件、20件と成長させていく狙いがあり、そのような戦略であれば時間はかかっても外的要因に左右されにくく、堅実に成果を出せる施策であると考えます。
今回の事例から学ぶ積み上げ式戦略の重要性
今回の事例で、確かに大きな媒体に掲載すればもっと早い段階で150件という数字は出ていたかもしれません。
しかし逆を言えば、コロナ禍でも月間150件を出し続けられる戦略という見方もできます。
外的要因に影響されることなくコンスタントに件数を出し続けられるということの重要性をインタビューを通しても再認識できたので最後にお話しします。
セミナー開催が可能にする積み上げ式戦略
アフィリエイト施策は、ただ広告主様とASPがやりとりすれば良いのかというとそうではなく、掲載メディアとコミュニケーションを取りながら一緒に数字を追っていくスタンスの方が上手くいきます。
特に大きなメディアになると、様々な種類の広告主様が掲載して欲しいと引っ張りだこ状態になってしまいます。
それですと、成果を出すための条件を外部に設定していることになってしまうので、コロナなどの外的要因に影響されやすくなってしまいます。
なので先ほども話したように、ミドル層もしくは、もう少し小さいメディアに掲載し、サイト設計など正しい知識の元行い、毎月件数を増やしてメディア自体を強くしようという試みを広告主様、アフィリエイターと一緒にやっていくセミナーを開催し、積み上げ式での戦略を形にしています。
長期的に成果にコミットする田植え戦略
「マグロの1本釣り」と「田植え」で例えて説明する内容に当たります。
「マグロの1本釣り」・・・月間何百件何千件と取るトップアフィリエイターのメディアに掲載してもらうように交渉する
「田植え」・・・月間10件などのメディアを複数件載せれるように交渉し、セミナーなどで育成する
このような2つの戦略があり、マグロの1本釣りの戦略はどのASPでも可能です。
しかし田植えの方では、リクルーティングツールがないとかなりの手間となり工数が増えるのでやるASPは少ないです。
田植えの戦略が形になっているのは、「セミナー」と「リクルーティングツール」とも考えられるので長期的に成長させながらアフィリエイトでの成果も形にしたい企業様ですと、当てはまっていると思います。
まとめ・・・ASPは登録だけじゃ成果は出にくいんです!
いかがだったでしょうか?
繰り返しになりますが、ASPは登録しただけではダメで、登録したのちに代行でも問題ありませんがしっかり運用し、掲載メディアとの連携が必須のビジネスモデルになります。
また、有力媒体1社頼りのリスキーではありますが爆発力のある施策だけではなく、長期的にメディアを育てる田植え戦略も備えましょう!
アフィリエイトで今後成果を出す際に注意するべきことをおさらいします!
- ASP登録後は、担当者がいなければ運用代行に頼む等運用をする事
- 費用対効果を意識し、固定費はなるべく少なくする事
- セミナーに参加したりし、掲載メディアとのやりとりを絶やさない事
これらを最初は意識しながらやっていきましょう。
長くなりましたが、ここまでお付き合いくださりありがとうございます!
もし下記に当てはまる方がいらっしゃったら、FREEDiVEに、お気軽にご相談ください!
- 固定費をなるべく抑えた上でアフィリエイト施策を実行したい
- アフィリエイト施策は行なっているが、なかなか件数が増えない
- 今まで運用についてよくわからなかったが挑戦したい
マーケティング施策関連のお問い合わせや、記事のご感想もお待ちしております◎