アフィリエイトでのペルソナ設定|できることや実際の流れ
記事を書いたり商品・サービスの紹介をしたりするときに、「ペルソナ」という言葉をよく目にしますよね。
ペルソナはマーケティングをするうえでとても重要ですが、以下のような悩みを抱えている方はいらっしゃるのではないでしょうか?
「ターゲットとペルソナって何が違うの?」
「ペルソナで具体的に何ができるの?」
「設定方法や設定するうえでのポイントがわからない。」
そんな方に向けて、この記事では、
- ペルソナとは何か
- ペルソナ設定でできることや設定の注意点
- 実際の設定例
- 実際にペルソナマーケティングをするまでの流れ
についての解説をしています。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ペルソナ設定でできること3つ
そもそもペルソナとは
ペルソナとは、商品・サービスのターゲットとなるユーザーのうち、特定の一人を表したモデルのことです。
ターゲットよりも具体的で、
- 年齢
- 性別
- 住所
- 職業
- 家族構成
- 趣味など
を設定します。
これは読者の潜在的なニーズを深く理解するために用いられます。
ペルソナ設定により、アフィリエイターができるようになることは以下の3つです。
- キーワードの選定ができる
- ピンポイントで記事が書ける
- CVRをあげることができる
キーワードの選定ができる
ペルソナを設定することでターゲットを絞ることができ、狙うキーワードを最適化することができます。
最適なキーワード選定はSEO対策にもなりますので、自身の記事を上位表示させることに繋がります。
ピンポイントで記事が書ける
ペルソナ設定により狙うべきターゲットが絞られるので、ピンポイントで記事を書くことができます。
例えば「健康に気を遣う女性」にというペルソナと「肌つやに気を遣う東京に住む20歳の女性」というペルソナを作ったとします。
前者の場合は、健康全般かつ対象女性全員となるため、内容が広く・浅くなってしまいます。
後者の場合は、肌つやにフォーカスを当て、年齢や性別、地域も限定しているため、深い内容の記事が書けるようになりますよね。
ペルソナを設定することで、ターゲットが求めている情報を的確に伝えることができるようになります。
CVRをあげることができる
CVRとはconversion rateの略で、記事に流入したユーザーが広告へ遷移する割合を表します。
ペルソナ設定に基づいて記事を作成することで、記事内に掲載をしている広告に遷移する確率を高めることに繋がります。
ペルソナを設定することでターゲットが絞られるため、商品・サービスへの関心や共感を得やすくなり、その広告に惹かれる人の割合は高くなるという仕組みです。
ペルソナを設定するうえでのコツ
ペルソナを設定するうえでのコツは以下の3つです。
- 商品・サービスを深く理解する
- セグメンテーションをする
- 何度もペルソナを再考する
それぞれ詳しくみていきましょう。
商品・サービスを深く理解する
商品・サービスを宣伝する立場である以上、アフィリエイターはその商品・サービスを深く理解しておく必要があります。
広告主が用意している資料を読んだり、実際に自分で使用したりしましょう。
公式サイトを見ただけではわからなかった魅力を発見できるかもしれませんし、商品・サービスを深く理解することでターゲットにわかりやすくアピールできるようになるというメリットもあります。
そして商品・サービスの正しい情報を届けられるようになれば、広告主からの信頼性がアップします。
他のアフィリエイター以上に信頼されることで、今後良い条件でのお取り込みのお話が来るなんてこともあります。
セグメンテーションをする
セグメンテーションとは、ターゲットを年齢や性別などの属性によっていくつかの集団に分けることです。
こうすることで、それぞれの集団に対して効率的に商品・サービスを宣伝することができるようになります。
また個別に対応することで、パーソナライズしたメッセージを送ることもできます。
自分事のように考えさせることができるため、ターゲットの興味関心を高めることに繋がります。
しかしながら、ペルソナを絞り込むとはいえど、闇雲に絞り込んでも意味がありません。
そこでターゲットとなる方たちがどのような特徴なのか調査をする必要があります。
自分の記事を読む人が、
- どんな人たちなのか
- どんな情報を求めているのか
- どんな悩みをもっているのか
などを調査しましょう。
それぞれのセグメントに合ったアプローチ方法があります。
最適な方法で効率的に商品・サービスを宣伝しましょう。
何度もペルソナを再考する
-
Plan
設定する
-
Do
記事を書く
-
Check
分析する
-
Action
再考する
はじめに設定したペルソナが、正しいかどうかを確認しましょう。
自身が設定したペルソナが正確かどうかは誰にもわかりません。
また世間の流行や消費環境の変化に伴ってペルソナ像も変化しますので、何度も調整しながら最適化を図りましょう。
マーケティングをする以上、PDCAを回し続ける癖をつけましょう。
ペルソナ設定の例
ここでは、「動画編集ソフト」を紹介する際のペルソナ設定の例を2つ示します。設定したペルソナに対して、どのようにアプローチすることが適切かを考えてみましょう。
ペルソナA
- 年齢
- 30歳
- 居住地域
- 東京都
- 性別
- 男性
- 職業
- IT企業 / Youtuber
- 年収
- 500万円
- 家族構成
- 妻、娘2人(小学2年と中学3年)
- 趣味
- スポーツ観戦
- 動画編集経験
- あり
- 使用しているPC
- Mac
- 使用している携帯
- iPhone8
- 悩み
- 最近Youtubeに動画を投稿しても再生回数が伸びない。動画のクオリティーに原因があるかもしれない。現在使っているものは月500円の格安動画編集ソフトで、できることが限られている。高度な編集をして動画再生回数を稼ぎたいが、どのソフトが最適なのかわからずにいる。また娘が二人いて、一人は来年から私立高校に通うことが決定している。子供の学費と生活費のためにもより多くの収入が必要と感じている。
ペルソナB
- 年齢
- 17歳
- 居住地域
- 千葉県
- 性別
- 女性
- 職業
- 学生
- 部活動
- テニス
- 家族構成
- 父、母、兄
- 趣味
- ダンス
- 動画編集経験
- なし
- 使用しているPC
- なし
- 使用している携帯
- iPhone11
- 悩み
- 学園祭に向けて動画の制作をしたい。学園祭期間中に撮った写真や動画を編集をして1つの動画にまとめたい。動画編集経験もなければ、どのソフトが最適かもわからない。また、自分ひとりでは完成させられないかもしれないという不安があるため、友達と許攸しながら動画を完成させたい。
上で設定したペルソナをもとに、それぞれのターゲットに動画編集ソフトを紹介する場合、どのようなポイントを強調することが良いのかを考えてみましょう。
Aさんは、職業がIT企業の会社員兼Youtuberです。動画編集に精通していて、普段使用しているPCでの動画編集をするつもりであることもわかります。
動画のクオリティーを上げるために高度な編集ができる動画編集ソフトがほしいことや、安定した生活を送るために収入を上げたいことが悩みとしてあります。。
これを踏まえると、Aさんに向けた記事を書く場合
- 動画編集経験がある人向け
- 高度な動画編集ができる
- Youtubeの動画編集に最適
などをアピールすると良いでしょう。
対してBさんは学生で、動画編集経験はありません。学園祭の写真や動画を1つの動画に編集したいという目的を持っています。収入がないため、初心者でも簡単に操作できる安価な動画編集ソフトを購入したいことがわかります。PCを所持していないため携帯で編集することが考えられます。
これを踏まえると、Bさんに向けた記事を書く場合
- 動画編集初心者におすすめ
- 安い
- 携帯で編集可能
- 他人と簡単に共有できる
などをアピールすると良いでしょう。
設定したペルソナによって商品・サービスのアピールポイントが異なることがわかりますね。
ペルソナの潜在的なニーズを探り、本質的な情報を与えられるようにしましょう。
まとめ | ペルソナマーケティングをするまでの流れ
ここまでのまとめをしましょう。
ペルソナを設定することで
キーワードの選定ができるようになり、ピンポイントで記事が書けるようになります。
そしてその結果、CVRを上げることに繋がります。
ペルソナ設定での注意点・コツは
- 商品・サービスを深く理解すること
- セグメンテーションをすること
- 何度もペルソナを再考すること
の3つでした。
これを踏まえたうえで
- 年齢
- 性別
- 住所
- 職業
- 家族構成
- 趣味など
にしたがってペルソナを設定します。
そしてペルソナを何度も調整しながら最適化し、ターゲットの潜在的な要望に応える形で記事作成に取り掛かりましょう。